会話、会話、会話、エスプリ、
ジョークで
進む嬉しくも懐かしい映画。
身につまされること多し。
でも、世相がどんなに変化しても、
変わらないものがあることを
ひっそり思い出させてくれる。
パリの街並みの美しさ、小説家の自我、
厄介で味わい深い夫婦というものーー。
それにしても、
ビノシュの
TVドラマ女優姿が見られるとは!
江國香織(作家)
今や、どの国の事情も似ている。
何もかもビンビン伝わってきて、
いちいち胸に響く会話の妙味に笑えました。
何があったって、
対話できる夫婦っていいな。
男と女の大人の会話で、
一杯飲みたくなる映画。
加藤登紀子(歌手)
人を描かせたらナンバーワンの
フランス映画!
名匠アサイヤスの結論は爽やかで見事だ。
“変わらぬために変わるしかない。”
石田純一(俳優)
喋る!Take!Speak!!
会話のスクランブル、
肌の交わり、
感情のぶつかり、恋心の駆け引き。
ごった返しのはずなのにスマートなのは、
ノンフィクションだから?
なんだかうらやましい。
大人の世界だわ♡
萬田久子(女優)
メディアの形は変われど、
作品で表現されるものは変わらないし、
表面は洒落ていても心の中は切ない。
それにしてもジュリエット・ビノシュは
美しい!
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
デジタル化した《いま》を
シニカルに描いた傑作。
本にまつわる生々しい会話に、
ぐいぐい引き込まれた。
特に出版に関わる人は、みんな見るべき。
ナカムラクニオ(六次元)
出版業界に圧縮して活写される、
先進国が抱える漠然とした不安。
フランス人はその不安を、
しゃべり倒すことで払拭していく!
山内マリコ(作家)
忖度と斟酌、
アナログとデジタルの狭間で、
普段使わない思考回路を総動員しました。
今だからこそ観るべき。
松尾貴史(タレント)
ツイッターと私小説、プライバシーと芸術、
政治とイメージ、フェイクニュース、
そして出版業界のデジタル化と
電子書籍の敗北?
縺れあう大人の恋愛模様の陰に隠れた、
いやどちらが陰なのかわからないくらい
はっきりと
突きつけられる
それらのテーマは、
笑えるほど日本においてもリアルタイムだ。
ぼくも彼らと議論したい。
内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)
ジュリエット・ビノシュって…
ホントにもう。
やられました
倉本美津留(放送作家)
書籍のみならず、
この時代にストーリーを作ること、
伝えることの意味を問いつつ、
その重いテーマを
チャーミングなコメディに
仕立てるマジック。
大人になりきれず失敗を繰り返す、
欠点だらけの登場人物たちを
愛さずにいられない。
山崎まどか(コラムニスト)
フランスで最も重要な映画監督からの
新しい贈り物。
ビノシュの宝石のような魅力と演技も
見逃せない。
Hollywood Reporter
お茶目で愉快。
会話が進むほど面白くなる!
indiewire
キュートでスマート、セクシーで
コミカルな優しい風刺劇。
SCREEN International
『冬時間のパリ』はアサイヤス作品の中で
最も会話が多く、
最も面白い作品でもある。
the wrap
コメディとシリアスの魅力的な
ブレンドであり、
今の私達の生き方を
スマートに大胆に考察する。
Los Angeles Times
会話、会話、会話。
それがオリヴィエ・アサイヤス監督の
最新作
『冬時間のパリ』で
起こっていること。
Rolling Stone