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REVIEW

史上最も狂った映画撮影!
―― ザ・テレグラフ

ここ数年で、最も優れたロシア映画の一つ。
―― カルチャード・ ヴァルチャズ

我々はこれが現実ではないことを知っているが
現実とは一体何を意味するのだろうか?
これは驚異的な映画だ!
―― ザ・フィルム・ステージ

最小限のカットで、音楽も特殊効果もない。
しかしディテールのレベルは、ラース・フォン・トリアーの
簡素化されたドグマ映画をはるかに超えている。
―― インデペンデント(UK)

心の底から恐ろしい“凡庸な悪”の考察。
チャーリー・カウフマンの2008年の
映画「脳内ニューヨーク」で架空の劇場監督が構想した
壮大な葉との奇妙な類似性を感じさせる。
全体主義社会において、正常と異常、平凡とグロテスク、
そして人間と非人間が共存する奇妙な方法。
オーウェルの言葉「二重思考」が思い浮かぶ。
―― ザ・ガーディアン ★★★★★(5/5)

愛、希望、恐怖、コニャックが有毒なミキサーで混ざり合い、
異世界の振動でハミングしている。
―― イオンシネマ・ドット・コム ★★★★★(5/5)

このプロジェクトは素晴らしい功績を残した。
―― ニューヨーク・タイムズ

バビ・ヤールもグラーグも、最近起こったことです。ポスト・ソヴィエト時代には、犠牲者または加害者、あるいはその両方がいない家族は存在しません。それこそがソヴィエトのトラウマです。ソヴィエトが残した病は記憶喪失です。誰もが覚えておきたいことだけを覚えています。この記憶喪失を克服しない限り、それは何度も何度も繰り返されます。意識的に忘れているのかもしれませんが、魂は覚えています。反省し二度と繰り返さないための努力をしない限り、何度でも同じ経験をすることになるでしょう。
 
―― イリヤ・フルジャノフスキー監督 
(南ドイツ新聞 2020. 2.21より抜粋)