美しい絵の崩壊
純粋でありながらも禁断の愛ゆえに狂っていく運命の歯車。美しい絵はいかにして崩壊し、どんな結末を迎えるのか――
双子のように育った幼なじみの女性ふたりが、互いの息子と禁断の恋に落ちるという衝撃的な内容が大きな話題を呼んだ注目作が遂に日本上陸。原作はノーベル文学賞を受賞した英国を代表する女性作家ドリス・レッシングの「グランド・マザーズ」。この愛の問題作を『ドライ・クリーニング』や『ココ・アヴァン・シャネル』のフランス人監督アンヌ・フォンテーヌが映画化。『危険な関係』でアカデミー賞脚色賞を受賞し、『つぐない』などの傑作も手がけるクリストファー・ハンプトンが脚本を担当している。そして、欲望におぼれ、一線を超えてしまうふたりの女を体当たりで演じるナオミ・ワッツとロビン・ライトの美しくセクシーな魅力は必見。
STORY|ストーリー
美しいビーチ・タウンで、子どもの頃から親友として育ったロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)。そして互いの10代の息子たちも、同様に強い友情を築き、家族ぐるみのつきあいを続けてきた。ある夏の日、かねてからロズに想いを寄せていたリルの息子は、爆発寸前の感情を打ち明ける。戸惑いながらも真剣に愛し合う2人だったが…。
息子同然に接してきた青年からの真っ直ぐな愛。それが純粋だったからこそ、ロズはその想いに応えてしまった。その恋はまるで、初恋のような甘美な幸福感でロズを包み込んでいく。2人が齧った禁断のリンゴ。そのリンゴが親友のリルの手にも渡ってしまったことから、運命の歯車は思いも寄らない方向へと回り始める。本作『美しい絵の崩壊』が、他の恋愛映画と一線を画すのは、ロズと親友の息子の純愛が招く予測不能の展開だ。禁断のリンゴを齧った罪と罰とは?楽園の扉が開かれたとき、完璧で美しかった4人の絵はどのように崩壊していくのか?これまでに類をみないこの愛の結末は、どこまでも切なく胸に響くことだろう。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督 | アンヌ・フォンテーヌ |
脚本 | クリストファー・ハンプトン |
撮影 | クリストフ・ボーカルヌ |
原作 | ドリス・レッシング著「グランド・マザーズ」(集英社刊) |
出演 | ロビン・ライト、ナオミ・ワッツ、ゼイヴィア・サミュエル、ジェームズ・フレッシュヴィル、ベン・メンデルソーン |
INFORMATION|作品情報
2013年/オーストラリア=フランス合作/英語/111分/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/原題:TWO MOTHERS/日本語字幕:松浦美奈 R15+
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