劇場公開作|TRANSFORMER

ハイ・ライフ

2019年4月19日(金)公開

近未来―死刑囚たちが乗せられた宇宙船内で行われていた実験とは!?
フランスの鬼才クレール・ドゥニ(『パリ、18区、夜。』)が仕掛ける
新たなるSFスリラーの傑作!

2018年トロント国際映画祭GALA部門で本作がプレミア上映されると、大絶賛とブーイングが同時に巻き起こり、会場はめったに見られないほど騒然とした雰囲気に包まれました。『ショッキングな問題作』として現地メディアに報じられながら、批評家からは映画祭で一、二を争うほどの大絶賛を浴び、今をときめく配給会社「A24」が全米配給権を獲得したことでも話題となりました。

本作は、『ショコラ』『パリ、18区、夜。』『ネネットとボニ』など、女性監督ならではの感性で時代を切り開いてきたフランスを代表する巨匠クレール・ドゥニ監督が、初めて挑むSF作品であり、初めての英語による長編映画です。主人公モンテ役には、監督が『トワイライト』から注目していたというロバート・パティンソンを抜擢、フランスを代表する国際女優であるジュリエット・ビノシュが、謎の科学者・ディブス医師を演じています。その他の共演は新作『サスペリア』も話題のミア・ゴスが、ボイジー役として重要な役どころを演じています。またフランソワ=ルノー・ラバルトが手がけた美術は、斬新だがレトロな雰囲気を観る者を感じさせ、往年の名作SF映画へのオマージュも感じさせるデザインワーク。宇宙船内という“密室”で、嫉妬、怒り、欲望と様々な人間模様がサスペンスフルに描かれる『ハイ・ライフ』。クレール・ドゥニ監督が仕掛ける衝撃のSFスリラーの傑作が、新たに誕生しました。

STORY|ストーリー
遥か宇宙の涯て、モンテ(ロバート・パティンソン)とまだ赤ん坊である娘のウィローの2人は、宇宙船「7」で共に暮らしていた。厳格な自制心によって欲望から身を守る男・モンテは、自らの意志に反して彼女の父となっていた。2人の旅は、どこに向かっているのか、おそらく彼らにも分からない。
――かつて、宇宙船には9人のクルーがおり、その全員が死刑や終身刑を告げられた重犯罪人たちだった。モンテや、彼の仲間であったボイジー(ミア・ゴス)らは、時の政府と取引し、地球の刑務所で過ごす事と引き換えに生きて地球へ戻る保障の無い宇宙船に乗り込み、“人間の性”に関するある実験に参加する事を選択したのだった。船内で彼らは、科学者であり医師であるディブス(ジュリエット・ビノシュ)に薬でコントロールされ、宇宙空間における生殖実験のためのモルモットとして協力させられていたのだ。宇宙空間では様々な放射線の影響により、新たな生命が産まれる可能性はほとんどない中で、ディブス医師は執念とも言える執着心で実験を続けていた。
地球を離れて3年以上、彼らの精神は、すでに限界に近づきつつあった――。
そんな中、彼らの最終目的地「ブラックホール」が目前に迫っていた。彼らの最終ミッションは「ペンローズ過程」(※)の実現への実験。時間と空間が消滅すると言われる「ブラックホール」に接近を試みるクルーたち。
だが、その前に悲劇が彼らを待ち受けていた。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督・脚本クレール・ドゥニ
共同脚本ジャン=ポール・ファルジョー
製作アンドリュー・ローレン、D.J.グーゲンハイム
撮影ヨリック・ル・ソー
音楽スチュアートA・ステイプルズ
美術監修オラファー・エリアソン
出演ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、ミア・ゴス、アンドレ・ベンジャミン、ラース・アイディンガー
INFORMATION|作品情報
2018年 /ドイツ、フランス、イギリス、ポーランド、アメリカ合作 / 英語 / 113分 / カラー / 5.1ch / ビスタ / 原題:High Life / PG-12 / 日本語字幕:岩辺いずみ / 配給:トランスフォーマー  
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