劇場公開作|TRANSFORMER

魂のゆくえ

2019年4月12日(金)公開

巨匠ポール・シュレイダーが再び、時代を射抜く!
構想50年の末に完成させた渾身作にして最高傑作

『タクシードライバー』『レイジング・ブル』『ザ・ヤクザ』などの傑作を手がけた脚本家として知られ、監督としても『アメリカン・ジゴロ』などの映画史に残る作品を生み出してきた、ポール・シュレイダー。ハリウッドの巨匠が、実に構想50年の末に完成させた渾身作が『魂のゆくえ』だ。
戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす牧師が、自分の所属する教会が社会的な問題を抱えていることに気づき、徐々に諦念と怒りで満ちていく様子を衝撃的に描いていく。
聖職者でありながら内なる怒りと葛藤を抱え、やがて狂気の淵に追い込まれていく主人公トラー牧師を熱演するのはイーサン・ホーク。彼を頼る若い女性に『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などのスター女優アマンダ・セイフライド。
トロント映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー最高傑作と評され、批評家からの絶賛に次ぐ絶賛を浴び、アメリカでは気鋭の配給会社A24による公開でスマッシュヒット。本年度の賞レースでも大きな話題を集めており、オスカーの前哨戦として知られるゴッサム賞では作品賞、脚本賞、男優賞の最多3部門でノミネートされ、脚本賞と男優賞を受賞。ナショナル・ボード・オブ・レビューでは脚本賞受賞、ベスト10選出、インディペンデント・スピリット賞でも作品賞、監督賞、主演男優賞の3部門にノミネートを果たし、一挙に賞レースの最前線へ躍り出た。主演のイーサン・ホークは、惜しくもオスカーノミネートは逃したものの各地の批評家協会賞でブラッドリー・クーパーやラミ・マレックなどの有力候補を上回り最多の男優賞を受賞。そして本年度のアカデミー賞では、ポール・シュレイダー自身初となるアカデミー賞脚本賞にノミネートされている。

STORY|ストーリー
トラーは、ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師。ある日、トラーはミサに来た若い女性メアリーから、環境活動家の夫マイケルが思い悩んでいるので相談に乗ってほしいと頼まれる。仕方なく出向いたメアリーの家でマイケルと話したトラーは、彼が地球の未来に思い悩むあまり、メアリーのお腹の子を産むのに反対していることを知る。必死に説得を始めるトラーだが、心の底ではマイケルに共感し自分の説明に納得のできないもうひとりの自分がいる。一方、彼は自分の所属する教会が、環境汚染の原因を作る大企業から巨額の支援を受けていることを知る。本当の正義とは一体何なのか。トラーの心は徐々に揺らぎはじめ、やがて怒りにも似た感情が彼を蝕んでいくのだった…。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督・脚本ポール・シュレイダー
製作クリスティーン・ベイコン、ダビド・イノホサ、フランク・マーレイ、 ジャック・バインダー、グレッグ・クラーク、ヴィクトリア・ヒル、 ゲイリー・ハミルトン、ディーパック・シッカ
製作総指揮ブライアン・ベックマン、フィリップ・バージン、ブルック・リンドン=スタンフォード、 マーティン・マッケイブ、ルカ・スカリージ、ミック・サウスワース、イン・イェ
撮影アレクサンダー・ディナン
編集ベンジャミン・ロドリゲスJR.
美術グレース・ユン
衣装オルガ・ミル
音楽ラストモード
INFORMATION|作品情報
2017年 / アメリカ / 英語 / 113分 / カラー / スタンダード / 5.1ch / 原題:First Reformed / 字幕:亀谷奈美 / 字幕監修:森本あんり 
提供:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 配給:トランスフォーマー
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