劇場公開作|TRANSFORMER

エリザベート 1878

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 最優秀演技賞受賞 ヴィッキー・クリープス
伝説のオーストリア皇妃40歳、コルセットを脱ぎ捨て、自由を求め飛び立つ時

オーストリア皇妃エリザベートと言えば、「シシィ」の愛称で親しまれ、ハプスブルク帝国が最後の輝きを放っていた19世紀末に、ヨーロッパ宮廷随一と言われたその美貌で知られている。映画界ではロミー・シュナイダーが若きシシィに扮した50年代製作の3部作が大ヒットを記録。日本でも1996年以来、宝塚歌劇団、東宝ミュージカルの人気演目の主人公として広く親しまれ、2022年には、若かりし日のエリザベートを描いたドイツ発のNetflixドラマシリーズ『皇妃エリザベート』も好評を博しているが、後年の彼女のことはあまり話題にされたことはなかった。40歳になったエリザベートの1年間に光を当てた本作は、自由奔放な演出で、伝説的皇妃のイメージを大胆に覆し、これまで描かれることのなかったその素顔に迫る。本作で描かれるエリザベートの葛藤には現代に通じる普遍性があり、今日に生きる女性たちの共感を呼び起こす。

STORY|ストーリー
ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。 1877年のクリスマス・イヴに 40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅 し、かつての恋人や古い友人を訪ねる中、誇張された自身のイメージに反抗し、 プライドを取り戻すために思いついたある計画とは ——。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督・脚本マリー・クロイツ ァー
撮影ジュディス・カウフマン
編集ウルリケ・コフラー
音楽カミーユ
出演ヴィッキー・クリープス 、フロリアン・タイヒトマイスター、カタリーナ・ローレンツ 、 マヌエル・ルバイ、フィネガン・オールドフィールド、コリン・モーガン
INFORMATION|作品情報
2022年/オーストリア、ルクセンブルク、ドイツ、フランス/ドイツ語、フランス語、英語、ハンガリー語/ 11 4 分/カラー・モノクロ/ 2.39 : 1 5.1ch
原題:Corsage 字幕:松浦美奈 字幕監修:菊池良生
後援:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京、ドイツ連邦共和国大使館 、オーストリア政府観光局
提供:トランスフォーマー、シネマライズ、ミモザフィルムズ  配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
©2022 FILM AG SAMSA FILM KOMPLIZEN FILM KAZAK PRODUCTIONS ORF FILM/FERNSEH ABKOMMEN ZDF/ARTE ARTE FRANCE CINEMA

GENRE

RELEASE MONTH