レリック -遺物-

本年度No.1ホラーと全世界絶賛!

3世代の女性を襲う恐怖の連鎖。衝撃の結末に悲鳴が止まらない。

愛したものが またひとつ 消えてゆく

INTRODUCTION

<老い>
という怪物が、
怖い。

『へレディタリー/継承』『ババドック 暗闇の魔物』に続くマスターピース!
これは、あなたの家族にも“必ずくる”恐怖

ジェイク・ギレンホールと『アベンジャーズ』製作陣が認めた才能!
日系オーストラリア人女性監督、戦慄のデビュー作。

2020年のサンダンス映画祭、1本のオーストラリア映画が世界中を驚かせた。その作品こそ、これが長編デビュー作となる日系女性監督ナタリー・エリカ・ジェームズによるホラー『レリック -遺物-』だ。監督自身が、子供時代に毎夏をすごした母の故郷・日本を久しぶりに訪れた際、大好きだった祖母が認知症によって変わり果てていたことに強いショックを受け、それが本作の出発点となった。この経験に着想を得て書き上げられた脚本は評判を呼び、俳優ジェイク・ギレンホールや『アベンジャーズ』シリーズの監督としても知られるルッソ兄弟がプロデューサーに名乗りを上げたことで映画は実現へ向け一気に前進。新人監督としては異例のスタッフ陣も集結し、音楽にはソフィア・コッポラ組で知られるブライアン・レイツェル、『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞を受賞した音響監督ロバート・マッケンジーなど、世界でもトップクラスのチームが監督のイマジネーション豊かな世界観を具現化する手助けをした。

全米興行収入3週連続第1位!本年度No.1ホラーと全世界絶賛!!
3世代の女性を襲う恐怖の連鎖。衝撃の結末に悲鳴が止まらない!

完成した作品は、「失われゆく記憶」の恐怖を中心に据えながらも、家族の関係性やジェンダー問題なども巧みに反映。ホラーの枠に収まることなく、ジャンルの垣根を飛び越えて「誰も予想できない衝撃のラスト」へと、怒涛の仕掛けと展開を続けてゆく。サンダンス映画祭やSXSWでの上映を経て、各配給会社による激しい争奪戦の末、全米はIFC社が配給権を獲得。そして映画ファンと批評家双方からの熱い支持を受け、コロナ禍にも関わらず全米興行収入ランキングでは公開から3週間連続でぶっちぎりの1位に君臨する大ヒット。この年の賞レースを席巻し、ホラー映画としては異例のゴッサム賞作品賞ノミネート、ナショナル・ボード・オブ・レビューTOP10入りなどの快挙を達成し、名実ともにこの年のNo.1ホラーとして世界中の注目を集めている。

STORY

森に囲まれた家でひとり暮らしをする老女エドナが突然姿を消した。娘のケイと孫のサムが急いで向かうと、誰もいない家には、彼女が認知症に苦しんでいた痕跡がたくさん見受けられた。そして2人の心配が頂点に達した頃、突然エドナが帰宅する。だが、その様子はどこかおかしく、まるで知らない別の何かに変貌してしまったかのようだった。サムは母とともに、愛する祖母の本当の姿を取り戻そうと動き出すが、変わり果てたエドナと彼女の家に隠された暗い秘密が、2人を恐怖の渦へと飲み込んでゆく…。

CREW & CAST

ナタリー・エリカ・ジェームズ(監督・脚本)
NATALIE ERIKA JAMES – Director and Co-Writer

オーストラリア、メルボルンに拠点を活動する日系オーストラリア人の監督・脚本家。本作が長編デビュー作となる。
2015年、中国で撮影した『Under the Sun(原題)』がカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門でプレミア上映され、その後も60以上の国際映画祭で上映。2016年、短編『Creswick(原題)』がメルボルン国際映画祭にてプレミア上映され、その後ニューヨーク映画祭やファンタスティック・フェストをはじめ、60以上のスクリーンで上映された。同作は、オーストラリア脚本家協会から2017年AWGIE賞の最優秀短編脚本賞に選出されている。
2017年初め、ヴィクトリア州政府が主催するフィルム・ヴィクトリアの支援で今後の期待が活躍される若手監督に選出され、リー・ワネル監督のSFスリラー『アップグレード』の撮影に参加。2018年には、高い競争率を勝ち抜き、スクリーン・オーストラリアの助成を受けて制作した短編ホラー『Drum Wave(原題)』は、シドニー映画祭のオーストラリア優秀短編賞にノミネートされ、ファンタスティック・フェストにて国際的なプレミア上映を果たした。
また、アメリカの大手タレント・エージェンシーWMEと契約。ミュージックビデオやコマーシャルの監督もしている。2015年にはトリプルJアワードにて、メルボルンを拠点とするエレクトロニカ・アーティストLife is Better Blondeによる楽曲「Mine」のミュージックビデオがオーストラリア・ミュージックビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

クリスチャン・ホワイト(共同脚本)
CHRISTIAN WHITE – Co-Writer

メルボルンに拠点を置く作家・脚本家。デビュー小説「The Nowhere Child」はヴィクトリア朝首相文学賞において未発表原稿の最優秀文学賞を受賞し、オーストラリア全土で出版された。同作は他に、オーストラリア書籍業界賞のジェネラル・フィクション・オブ・ザ・イヤー、マット・リシェル賞のニュー・ライター・オブ・ザ・イヤー、自主出版賞のフィクションブック・オブ・ザ・イヤーなどの最終候補にも選出され、オーストラリア作家の本としては最速ペースで売れたデビュー作となり、世界18か国で出版が決まった。2作目の「The Wife and the Widow」は2019年9月に出版。また、Netflixの新シリーズ「Clickbait(原題)」(21-)の企画・製作にも携わっている。2017年にオーストラリア脚本家組合賞の最優秀短編脚本賞を受賞した『Creswick(原題)』では、本作と同じくナタリー・エリカ・ジェームズと共同で脚本を手掛けている。

ジェイク・ギレンホール / リヴァ・マーカー(製作)
JAKE GYLLENHAAL and RIVA MARKER – Producers

ジェイク・ギレンホールとリヴァ・マーカーにより2015年に設立された“ナイン・ストーリーズ”はニューヨークに拠点を置く製作会社である。過去の作品に、2019年のインディペンデント・スピリット賞で新人作品賞にノミネートされたポール・ダノ監督デビュー作『ワイルドライフ』(18)、ギレンホールがボストンマラソン爆弾テロの生存者を演じたデヴィッド・ゴードン・グリーン監督作『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』(17)、戦場カメラマンのクリス・ホンドロスを追ったドキュメンタリー『Hondros(原題)』のほか、舞台作品では、原作でスティーヴン・ソンドハイムがピューリッツァー賞を受賞し、ギレンホールとトニー賞受賞俳優のアナリー・アシュフォードが共演した「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」のブロードウェイ・リバイバル、ギレンホールとトニー賞ノミネート歴のあるトム・スターリッジ共演でパブリック劇場から始まりブロードウェイでも上演された「Sea Wall / A Life」、デヴィッド・ケイル脚本・出演の「We’re Only Alive For a Short Amount of Time」、ロバート・オハラ演出の「Slave Play」などがある。また、トニー賞ノミネート、ローレンス・オリヴィエ賞受賞作のミュージカル「Caroline, or Change」も製作している。
新作では、トム・ホランド、セバスチャン・スタン、ミア・ワシコウスカ、ロバート・パティンソンらが出演するNetflix作品『悪魔はいつもそこに』、マーク・ウォルバーグ主演のレイナルド・マーカス・グリーン監督作『Good Joe Bell(原題)』(20)、テイト・テイラー監督作『Breaking News in Yuba County(原題)』(21)などを手掛けている。

アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ / マイク・ラロッカ / トッド・マクラス(製作総指揮)
ANTHONY RUSSO, JOE RUSSO, MIKE LAROCCA, TODD MAKURATH - Executive Producers

映画・テレビ・デジタルプラットフォームのための世界的なコンテンツ制作に焦点をあてたアーティスト主導の集団“AGBO ”は、『アベンジャーズ』シリーズ等で知られ、多くの受賞歴を誇る映画監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソのルッソ兄弟と、トッド・マクラス、マイク・ラロッカにより設立された。LAに拠点を置く同社は才能の育成に力を注ぎ、様々な分野で最高のコンテンツを創造することを目指す。これまでのプロジェクトに、マシュー・マイケル・カーナハン監督作『Mosul(原題)』(19)、ニコ・ウォーカーの小説が原作の『チェリー』(21)、チャドウィック・ボーズマン主演の『21ブリッジ』、クリス・ヘムズワース主演のNetflix作品『タイラー・レイク -命の奪還-』(20)などがある。

エミリー・モーティマー(ケイ)
EMILY MORTIMER – Kay

ロンドン生まれ。父は有名作家のジョン・モーティマー。セントポール女子高校を卒業後、オクスフォード大学で英語とロシア語を学ぶ。ニコール・ホロフセナー監督作『Nicole Holofcener(原題)』(01)でブレイクし、インディペンデント・スピリット賞助演女優賞を受賞した後、デヴィッド・マッケンジー監督作『猟人日記』(03)でユアン・マクレガーやティルダ・スウィントンと共演しエンパイア賞やロンドン映画批評家協会賞の助演女優賞にノミネート、スターダムに駆け上がった。また、ライアン・ゴズリングとの共演作『ラースと、その彼女』(07)は、アカデミー賞®脚本賞にノミネートされている。レオナルド・ディカプリオと共演した『シャッター アイランド』(09)に次ぐ、スコセッシとの2度目のコラボレーションとなった『ヒューゴの不思議な発明』(11)では、サシャ・バロン・コーエンと共演。ウディ・アレン監督作『マッチポイント』(05)での演技も大きく称賛された。近作に、ロブ・マーシャル監督によるディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)、イザベル・コイシェ監督作『マイ・ブックショップ』(17)などがあり、現在はSFドラマ「Don’t Look Deeper(原題)」(20-)でドン・チードルと共演している。その他の出演作に、『ベロニカとの記憶』(17)、『スペクトル』(16)、『リオ、アイラブユー』(14)、『レオニー』(10)、『我が家のおバカで愛しいアニキ』(11)、『Dear フランキー』(04)、『狼たちの処刑台』(09)、『恋の骨折り損』(99)、『ピンクパンサー』(06)、『ピンクパンサー2』(09)など。声の出演では、ジョン・ラセター監督作『カーズ2』(11)で美しいスパイ・カー‟ホリー・シフトウェル”を、宮崎駿監督作『ハウルの動く城』(04)英語版で若いソフィーを演じている。現在はニューヨークのブルックリンに住み、夫と二人の子どもと暮らしている。

ロビン・ネヴィン(エドナ)
ROBYN NEVIN – Edna

オーストラリアの舞台、映画、テレビでほぼ60年のキャリアを誇る。ニューヨークのカーネギーホールをはじめとし、ロンドンのウエスト・エンドやアメリカで公演するオーストラリアの全ての有名劇団で主演を務めてきた。これまで演じてきた主な役柄としては、「欲望という名の電車」のブランチ、「夜への長い航路」メアリー・タイロン、ジュリー・アンドリュース演出の「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ夫人などがある。映画では、『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』でのディラード評議員役で知られるほか、テレビでは、「Back in Very Small Business(原題)」(18)、ジェーン・カンピオン監督による「トップ・オブ・ザ・レイク」(13)、「Upper Middle Bogan(原題)」(13-16)などに出演している。

ベラ・ヒースコート(サム)
BELLA HEATHCOTE – Sam

オーストラリア、メルボルン出身。ハリウッドで今もっとも引っ張りだこの俳優の1人。2008年に『バタフライエフェクト・イン・クライモリ』で長編映画デビュー。2010年、『THE SILENT WAR 戦場の絆』での演技でヒース・レジャー奨学金を受賞した後、俳優としてのさらなるキャリアを求めてLAに移住。2012年にはヴァラエティ誌の“注目すべき10人の俳優”に選ばれている。2016年、『高慢と偏見とゾンビ』でリリー・ジェームズ、サム・ライリーと共演。ニコラス・ウィンディング・レフン監督作『ネオン・デーモン』(16)では、エル・ファニング、キアヌ・リーヴスらと共演した。Amazonオリジナルドラマシリーズ「高い城の男」(16-18)に出演した後、2017年2月、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編『フィフティ・シェイズ・ダーカー』でクリスチャン・グレイの元愛人・レイラを演じた。また、トロント映画祭でプレミア上映された『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』(17)ではルーク・エヴァンスやレベッカ・ホールと共演している。 2019年夏、リドリー・スコットのスコット・フリー・プロダクションズとCBSスタジオによるドラマシリーズ「Strange Angel(原題)」(18-19)に、主人公ジャックの献身的で知性溢れる妻・スーザン役で出演。その他の出演作に、ヒュー・グラントやマリサ・トメイと共演した『Re:LIFE~リライフ~』(14)、デヴィッド・チェイス監督作『Not Fade Away(原題)』(12)、ティム・バートン監督作『ダーク・シャドウ』(12)などがある。

PAGETOP