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主役を演じた長編映画デビュー作『Jean of the Joneses(原題)』(16)が2016年のSXSWで公開され高評価を得たことでインパクトを残し、一躍その名を知られるようになる。その後、ヤン・ドマンジュ監督の『ホワイト・ボーイ・リック』(18)でマシュー・マコノヒーと共演して脚光を浴び、A24製作の本作『Zola ゾラ』でライリー・キーオと共に主役の座を射止めた。トッド・ブラックとデンゼル・ワシントンがプロデュースしたNetflix製作映画『マ・レイニーのブラックボトム』(20)では、ヴィオラ・デイヴィスとチャドウィック・ボーズマンと共演した。2021年にはエディ・ホアン脚本・監督作『Boogie(原題)』に出演。本作で大ブレイクした彼女はケンドリック・ラマーの話題のニューアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』に参加するなど、いっきにスターダムにのし上がった。
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ゴールデングローブ賞のノミネート経験を持つハリウッドの新星であり、超大作からインディーズ映画まで、カメレオンのように多彩な才能を発揮していることで知られる。2010年、クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニングと共演した『ランナウェイズ』のマリー・カリー役で強烈な映画デビューを果たし、注目を集める。全世界で約1億6700万ドルの興行収入を記録したチャニング・テイタムやマシュー・マコノヒー出演のスティーブン・ソダーバーグ監督作『マジック・マイク』(12)にも出演。ニック・カサヴェテス監督作『イエロー』(11)、ザン・カサヴェテス監督作『美しき獣』(12)を経て、2016年には、スティーブン・ソダーバーグ監督の全13話のオリジナルシリーズ「ガールフレンド・エクスペリエンス」(16)に出演し、ゴールデングローブ賞のミニシリーズ・テレビ映画演技賞主演女優賞にノミネートされた。2016年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したアンドレア・アーノルド監督作『アメリカン・ハニー』(16)に出演し、2017年にはインディペンデント・スピリット賞の最優秀助演女優賞にノミネートされた。また、テレビ映画『ジョー・パターノ 堕ちた名将』(18)でアル・パチーノと共演。その他の出演作には、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、『ザ・ディスカバリー』(17)、『イット・カムズ・アット・ナイト』(17)、『ローガン・ラッキー』(17)、『アンダー・ザ・シルバーレイク』(18)、『ハウス・ジャック・ビルト』(18)、『ホールド・ザ・ダーク そこにある闇』(18)、『悪魔はいつもそこに』(20)などがある。女優業と並行して、プロデューサーのジーナ・ガメルと制作会社フェリックス・カルパを共同設立。第75回カンヌ映画祭では、ある視点部門に出品したデビュー作『WAR PONY(原題)』が新人監督賞「カメラ・ドール」を受賞し、監督としての才能も開花させた。
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エミー賞ノミネート経験を持つ俳優、ミュージシャン。高い評価を受けて数々の賞を受賞しているHBOのドラマシリーズ「メディア王 ~華麗なる一族~」(18-)に出演中。ファン人気の高い「いとこのグレッグ」を演じ、エミー賞のドラマシリーズ助演男優賞に初ノミネートされた。また、2018年のハリウッド・レポーター誌が選ぶハリウッドの次世代若手スターに選出されている。主な映画出演作に、『レッド・ステイト』(11)、ベン・スティラーとヴィンス・ヴォーンと共演した『エイリアン バスターズ』(12)、『ウォールフラワー』(12)など。
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多種多様な受賞歴を持つ俳優、劇作家、監督。ゴールデングローブ賞にノミネートされたバリー・ジェンキンス監督作『ビール・ストリートの恋人たち』(18)や、ジョーダン・ピール監督のゴシックホラー映画『キャンディマン』(21)、ドラマ「フィアー・ザ・ウォーキングデッド」(15-21)に出演。その他の主な映画出演は、クリント・イーストウッド監督作『トゥルー・クライム』(99)、ジョー・ロス監督作『フリーダムランド』(06)、『セントアンナの奇跡』(08)を含むスパイク・リー監督3作品、『Passing Strange(原題)』(09)、『Red Hook Summer(原題)』(12)、スティーブン・スピルバーグ監督作『リンカーン』(12)、『大統領の執事の涙』(13)、アカデミー賞の作品賞にノミネートされた『グローリー/明日への行進』(14)、『バース・オブ・ネイション』(16)、『マ・レイニーのブラックボトム』(20)など。ミュージカル「The Scottsboro Boys(原題)」では、ヤング・ヴィク劇場のロンドン・イブニング・スタンダード賞を受賞した。20年のキャリアを持つベテラン演出家でもあり、批評家の間で高い評価を受けIRNE賞(最優秀演出賞)にノミネートされた。2017年秋にハフィントン・シアターでワールドプレミア上演されたケン・アーバン演出の「A Guide For The Homesick(原題)」の指揮を執った。
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ミュージカル「The Band's Visit」のHaled役でブロードウェイデビューし、2018年のトニー賞ミュージカル部門主演男優賞を受賞。アトランティック・シアター・カンパニーでこの役を作り上げ、その功績によりルシルローテル賞、ドラマデスク賞にノミネートされた。現在、ディック・ウルフ脚本による「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」に出演中。その他の出演作は、「ブルー・ブラッド」(CBS)、「マーベル/ジェシカ・ジョーンズ」(Netflix)、「ビリオンズ」(Showtime)など。
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アメリカのニューヨーク出身。ニューヨーク大学のプレイライツ・ホライズンズ・シアター・スクールで演出と演劇のデザインを学び、ニューヨーク、ロサンゼルス、マドリッドで演劇を上演。キャサリン・ウォーターストンとブレット・ゲルマン主演の初の短編映画『Eat(未)』はSXSWでプレミア上映された。2016年、ドナルド・グローヴァーが主演、制作総指揮、監督、脚本を務めるコメディードラマ「アトランタ」の1話を監督。2017年、中年俳優アイザック(ブレット・ゲルマン)を主人公にした風刺コメディ『Lemon(原題)』にて長編デビュー。同作はサンダンス映画祭で上映された。そのほかの監督作に、ドラマ「ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~」(20)や「イン・トリートメント」(21)など。本作の成功により一躍脚光を浴び、人気ブランドmiu miuの女性監督シリーズに抜擢され、待機作も多数。現在、ハリウッドで最も注目される若手監督である。
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アメリカのバージニア州出身。劇作家、俳優。イェール大学芸術学修士課程、脚本家コースを卒業。劇作家として「Slave Play」(2018年ケネディセンター・ローザ・パークス劇作家賞、ロレイン・ハンスベリー劇作家賞、ロトス財団賞(芸術・科学部門)受賞)、「Black Exhibition」「Xander Xyst, Dragon: 1」などを手掛ける。ヴィンヤード・シアターの第11回ポーラ・ヴォーゲル劇作家賞を受賞。2016年に発表した「ダディ」は2019年にオフ・ブロードウェイで上演され、大胆かつ刺激的な内容で話題を呼んだ。2021年には第74回トニー賞で「Slave Play」が最多の12部門ノミネートに輝くなど、全米で最も注目される劇作家の一人である。Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」(20-)のシーズン2に有名ファッションデザイナー役で出演し、大人気シリーズのリブート版である「ゴシップガール」(21-)には本人役でカメオ出演するなど、俳優としても活躍。
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オーストラリア出身の撮影監督。長編ドラマ、短編映画、ドキュメンタリーなど様々な作品を手掛け、カンヌ、ヴェネツィア、ベルリン、サンダンス、トロントほか数多くの映画祭で上映されている。2011年のトライベッカ映画祭でプレミア上映されたキヴ・ルホラホザ監督作『Grey Matter(原題)』が撮影監督としての長編デビュー作であり、同作はルワンダ人監督によりルワンダで撮影された初の長編映画となった。2作目のマイケル・コディ&アミエル・クーティン・ウィルソン監督作『Ruin(原題)』は2013年のヴェネツィア国際映画祭にてプレミア上映され、オリゾンティ部門・審査員特別賞を受賞した。ウィリアム・オルドロイド監督作『レディ・マクベス』(16)の撮影を手掛け、英国インディペンデント映画賞にて撮影賞を受賞。長く仕事を共にしているダスティン・フェネリー監督作『Stray(原題)』(18)や、ロッジ・ケリガン製作によるテレビシリーズ「ガールフレンド・エクスペリエンス」(16-)のシーズン2、ピーター・ストリックランド監督作『ファブリック』(19)、ジャスティン・カーゼル監督作『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』(19)などを手掛け、ジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)では、アカデミー賞®撮影賞ノミネートをはじめ、多くの映画祭において撮影賞の受賞・ノミネートに輝いた。
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アカデミー賞®作品賞を受賞するなど高い評価を得たバリー・ジェンキンス監督作『ムーンライト』(16)をはじめとして、数々の受賞歴を誇る。同作で彼女は黒人女性として初のアカデミー賞®編集賞にノミネートされ、その名を歴史に刻んだ。マイケル・セラ主演の短編映画『Man Rots from the Head(原題)』(16)で初めてジャニクサ・ブラヴォー監督とタッグを組み、ブラヴォーの長編デビュー作『Lemon(原題)』(17)でもドリームチームとして注目を集め、『Zola ゾラ』は3度目のコラボレーションとなる。最近では、ピューリッツァー賞受賞作であるコルソン・ホワイトヘッドの小説「地下鉄道」を原作としたバリー・ジェンキンス監督作「地下鉄道 ~自由への旅路~」(21)を手掛けている。
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イギリス出身の音楽家・作曲家。プログラミングソフト、記譜法、即興演奏を駆使して音楽を制作する。最近ではバンド「CURL」、「Good Sad Happy Bad」のメンバーとして、またシンガーソングライターのティルザのプロデューサーとしても活躍する。これまで音楽を手掛けた映画に、ジョナサン・グレイザー監督作『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(13)、パブロ・ラライン監督作『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(16)、フィル・コリンズ&江口摩吏介監督の短編アニメ『Delete Beach(原題)』(16)、マイケル・アルメレイダ監督作『Marjorie Prime(原題)』(17)、アレハンドロ・ランデス監督作『MONOS 猿と呼ばれし者たち』(19)などがあり、ディーン・ブラント演出によるオペラ「Inna(原題)」でも音楽を手掛けている。
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ニューヨーク大学でコスチューム研究を学び、視覚文化学の修士号と、美術史・歴史学の学士号を取得。衣装デザイナーとして、独特の視点で物語とキャラクターを視覚的に表現している。現在、衣裳デザイナー組合・ローカル892と、ユナイテッドシーニックアーティスト・ローカル829のメンバーを務めている。