劇場公開作|TRANSFORMER

クリーン

2009年8月29日公開

マギー・チャン、全会一致でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。世界を熱狂させたオリヴィエ・アサイヤス監督最高傑作!

失ったものの大切さに気付き、母としての自覚を取り戻してゆく母・エミリーを見事に演じきって見せたマギー・チャンと、多彩で意欲的な作品を撮り続け、本作が最高傑作との呼び声高いオリヴィエ・アサイヤス監督が、『イルマ・ヴェップ』(96)以来のタッグを組んだ作品がこの『クリーン』である。『ロアン・リンユィ/阮玲玉』(91)でベルリン国際映画祭女優賞を獲得し、既に実力派として認められていたマギー・チャンは、本作でも圧倒的な演技力でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得。審査員全員の支持を得ての受賞となった。この時審査委員長を務めたクエンティン・タランティーノは、「世界で最も素晴らしい女優のひとり」と評しただけあり、この後、自身の監督作『イングロリアス・バスターズ』(09)でも彼女を起用している。

STORY|ストーリー
ロック歌手のリーを夫に持ち、自らも歌手として成功することを夢見るエミリー。2人にはジェイという幼い息子がいたが、今は彼らの手を離れ、リーの両親に育てられていた。ある日、リーがドラッグの過剰摂取で帰らぬ人となってしまう。ひとりになってしまったエミリーは息子を取り戻すためにがむしゃらに生活を立て直そうと決意するが、これまで自分勝手に生きてきた報いを受け、何をやっても上手く行かない。そんな中、義父のアルブレヒトがジェイを連れ近くのホテルに滞在しているとの知らせを受ける。そして2日間だけ息子と会う機会を得たエミリーは、ジェイと涙の再会を果たすのだが…。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督・脚本オリヴィエ・アサイヤス
製作ニヴ・フィッチマン/ザヴィエル・ジャノリ/ザヴィエル・マーチャンド
撮影エリック・ゴーティエ
編集リュック・バルニエ
美術ウィリアム・フレミング/フランソワ=ルノー・ラバルト
衣装アナイス・ロマン
出演マギー・チャン/ニック・ノルティ/ベアトリス・ダル/ジャンヌ・バリバール/トリッキー/メトリック/デヴィッド・ローバック
INFORMATION|作品情報
2004年/フランス・イギリス・カナダ/111分/35mm/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/日本語字幕:寺尾次郎/協力:boid
(c) 2004 - Rectangle Productions / Leap Films / 1551264 Ontario Inc / Arte France Cinema

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