劇場公開作|TRANSFORMER

カード・カウンター

『タクシードライバー』から45年、シュレイダー×スコセッシが
怒りに満ちた現代社会に再び撃つ、魂の銃弾。

消すことのできない過去の罪への償いと、いまだ罰されぬ悪人への怒りに引き裂かれるギャンブラーの“復讐と贖罪”を描いた傑作スリラー。名作『タクシードライバー』(76)から45年。マーティン・スコセッシ(製作総指揮)とポール・シュレイダー(監督・脚本)が再びタッグを組み、矛盾と怒りに満ちた現代社会を描き出した本作は、第78回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、多くの批評家が2021年のベストリストに選出した。ミステリアスな主⼈公を⾊気たっぷりに演じ「全キャリア中で最高の演技」との評価も高いオスカー・アイザックをはじめ、脇を固めるティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーも強い印象を残す。

STORY|ストーリー
ウィリアム・テル(オスカー・アイザック)は、風変わりなギャンブラーだ。米国軍刑務所で10年間服役し、独学で「カード・カウンティング」と呼ばれるカードゲームの勝率を上げる裏技を学んだ彼は、「小さく賭けて小さく勝つ」がモットーで目立たず、匿名でいることを好む。ある日、ウィリアムはギャンブル・ブローカーのラ・リンダ(ティファニー・ハディッシュ)と出会い、大金が稼げるというポーカーの世界大会への参加を持ちかけられる。さらにその直後、二人の男と遭遇する。一人は、かつて上等兵だった自分に“消えない罪”を背負わせた男ジョン・ゴード(ウィレム・デフォー)、もう一人はウィリアムにゴードへの復讐を持ちかける若者カーク(タイ・シェリダン)だった。ラ・リンダとカークとの運命的な出会いによって、謎につつまれたウィリアムの人生が徐々に明らかとなり、人生を賭けた復讐と贖罪のゲームの終章が幕を開ける。
CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
監督・脚本ポール・シュレイダー
製作総指揮マーティン・スコセッシ
音楽ロバート・レヴォン・ビーン
出演オスカーアイザック、ティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォー
INFORMATION|作品情報
2021年/アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン/英語/112分/カラー/ビスタ/5.1ch
原題:The Card Counter/R15+/⽇本語字幕:岩辺いずみ/字幕監修:⽊原直哉 配給:トランスフォーマー
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