ビヨンド・ユートピア 脱北
1月12日(金)
TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
移動距離1万2千キロ、4つの国境を越え、50人のブローカーが協力
「楽園」と信じた場所を離れ、家族は決死の脱北を試みる―
死と隣り合わせの旅にカメラが密着、奇跡のドキュメンタリー。
この映画の中心となるのは、祖国北朝鮮を離れいくつもの国境や川、険しい山岳地帯を超えて危険な旅に乗り出す2人の幼い子どもと80代の老婆を含む5人の家族、国に残して来た子どもとの再会を切望する母親、そして、自由を求める彼らを強い使命感をもって支援する人々だ。この家族のために実に50人以上のブローカーが協力し、脱北ののち中国、ベトナム、ラオス、タイの4カ国を経由し最終目的地である韓国を目指す、総移動距離1万2千キロメートルの決死の脱出作戦が展開される。自由とは何か、楽園はどこにあるのか――深く心に訴え、観る者に強く問いかけてくる。
監督は、Netflixドキュメンタリー『シティ・オブ・ジョイ~世界を変える真実の声~』のマドレーヌ・ギャヴィン。本作は、2023年サンダンス映画祭で圧倒的な支持を得てUSドキュメンタリー部門観客賞を受賞したほか、ウッドストック映画祭でも最優秀ドキュメンタリー賞 最優秀ドキュメント編集賞の二冠を達成。全米批評家サイトRotten Tomatoesのメーターは評論家100%、オーディエンス98%と圧倒的な高評価を記録(12/1時点)しており、各映画メディアや評論家の間では2023年のベスト・ドキュメンタリーの呼び声が高い作品だ。