DVD/Blu-ray|TRANSFORMER

維新派

アマハラ

2017年6月2日発売

47年間に渡り、世界各地で活躍したカンパニーの最後の作品

本作品は2010年に、20世紀三部作の第三部アジア篇として上演した『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』を再構成した作品である。前作では、4,000本の丸太を用いアジアの島々を造形した劇場だったが、本作では草原に浮かぶ巨大な“廃船”へと形を変えた。新たな脚本や演出プランの構想中、2016年6月に主宰の松本雄吉が逝去したため、残されたノートやメモをもとに、未完の部分をメンバーが完成させた。日本古来の時間の流れ、深淵さを感じられる世界遺産・平城宮跡で行われ、野外演劇において右に出るものなしと称されたカンパニー最後の作品。

STORY|ストーリー
たそがれどき。なみうちぎわ。静かに佇む廃船。流木、缶、船板、スポンジ、漂流瓶。漂流物を拾い上げた少年は、手にしたモノのかつての姿に思いを馳せ、その昔この地がとても栄えた都だったことを語り始めます。少年の、旅への好奇心と想像力は膨らみ、海の向こうに広がるアジアの島々に想いを募らせます。
“ここから そこまで そこから むこうへ どこからきたの どこまでいくの“
日本からアジアの島々へ海を越えて渡り、それぞれの地で生きた人々の物語です。
PROFILE|プロフィール

■維新派(いしんは)

関西を拠点とし、主宰・脚本・演出をつとめる松本雄吉を中心に、さまざまな場所で公演を行う。「移民」や「漂流」をキーワードにして、1970年の創設以来、一貫してオリジナル作品を上演している。発語、踊り、音楽など、どの点においても、世界的に類を見ない集団で、とりわけ、野外に自らの手で巨大劇場を建設する手法は国内外から注目を集める。

■松本雄吉(まつもと・ゆうきち)

1946年熊本県天草生まれ。大阪教育大学で美術を専攻。1970年維新派を結成。1991年、東京・汐留コンテナヤードでの巨大野外公演「少年街」より、独自のスタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立。これまで朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞演出家部門優秀賞、平成20年度芸術選奨などを受賞し、2011年秋には紫綬褒章も受章。また2000年以降は、ヨーロッパ、南米、オセアニアへのツアー、シンガポール公演など海外招聘も多数。2016年他界。享年69歳。

CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
構成松本雄吉
音楽内橋和久(ギタリスト、ダクソフォン奏者、コンポーザー、アルタードステイツ主宰)
出演維新派
製作・著作維新派
VIDEOGRAM|DVD/Blu-ray 情報
DVD
販売用品番TMSS-366 POS4522178011788 ¥4,000(税抜)
仕様124分 / カラー / 片面2層 / 音声1:日本語ステレオ / 画面16:9
INFORMATION|作品情報
2016年 日本 / 舞台
(c) 維新派

GENRE

RELEASE MONTH