CREW & CAST
CREW

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Sebastian Stein
セバスチャン・スタイン【監督・脚本・出演:ヒトラー】
- ドイツのミュンヘンから約40km離れたワイアルンという小さな村で育つ。幼い頃から、古いカンフー映画(特にショウ・ブラザーズ)に魅了され、18歳まで洪家拳と蔡李佛拳を習う。高校時代はパンク、サイコビリー、ロカビリーなどのサブカルチャーに傾倒。ミュンヘンの大学でメディアマネジメントを学び、2004年からはニュージーランドへ拠点を移し、テレビCM制作会社で勤務。その間、多くの日本人バックパッカーと友達になり、「ドイツでは永遠に変人扱いされるのがわかりきっているが、日本では何もかもがそもそも違うので、少なくとも誰も私に対して普通を求めない」と日本に行くことを決意。2005年、知っている日本語は3語ほど、ポケットには数百ドルという状態で、東京へワーキングホリデーに。友人や家族たちは、2~3カ月でミュンヘンに戻ってくると思っていたが、2025年現在いまだに東京在住。テレビ制作会社勤務を経てフリーランスの映像ディレクターとなり、ブルームバーグ、MTV、WDR(ドイツ)、Raiなど、様々な企業の映像制作を請け負う。2011年に初の長編ドキュメンタリー『Twilight of the Yakuza』の制作を機にVICE Japanで長く活躍。2020年、「アフリカに行きたい」という思いつきを実行するための言い訳として考えた『アフリカン・カンフー・ナチス』を完成させると、Amazon Prime Videoでの限定配信を経て、2021年に日本でまさかの劇場公開。映画は熱狂的なコアファンを生み出して、そのファンたちの熱いリクエストとサポートによって続編となる『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』を完成させてしまった。

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Samuel Kwasi Nkansah aka Ninjaman
ニンジャマン(サミュエル・クワシ・ンカンサー)【監督】
- 1981年7月21日、クマシ生まれ。クマウッドで最も尊敬される監督の一人。ガーナのアニメーションとアクション映画のパイオニアであり、さまざまなクマウッドの映画賞を獲得。監督作に『Devil May Cry』(12)、『B-14』(12)、『IP Man GH - We own this City』(13)などがある。最大のヒットは、アメリカの人気テレビ番組「コナン・オブライエン・ショー」でも取り上げられた映画『2016』。ニックネームのニンジャマンは、彼のカンフーのスキルに由来。本人によれば最初は“スーパーニンジャ”と呼ばれていたが、“スーパー”はすぐに誰も言わなくなったとのこと。信仰深く、地元のペンテコステ派教会に所属しているが、女性好きでもある。コロナ禍以降は、自身のYouTubeチャンネル「GH Entertainment1」の活動に集中。着実にチャンネルの人気を高めている。セバスチャン・スタイン監督のラブコールを受けて『アフリカン・カンフー・ナチス』の共同監督と共同編集、VFXとアクション監督を務め、日本でもコアファンの間で人気者に。続編でもアクションシーンを中心に共同監督を務め、得意のVFXも再び担当している。

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Daniel Akante
プロデューサーマン(ダニエル・アカンテ)【プロデューサー】
- 1993年12月25日、クリスマスの日にクマシで生まれた彼は、「ガーナで最も若いプロデューサー」として広く知られている(とはいえ本作の時点では、もうそれほど若くはない)。
これまでの代表作に、ガーナのTVシリーズ「Trust No Girl」があり、同作には『アフリカン・カンフー・ナチス』両作にも出演しているおなじみの顔ぶれが多数登場する。
父親でもあり、熱心なアドンコ・ビターズ(ガーナの薬草酒)の愛飲家でもあるが、今回は痔の急性発作でダウンしてしまい、以前ほど飲めなかった。
彼が率いる制作会社Easystar Productionsはますます成長を続け、チームもどんどん大きくなっている。彼は今や経験豊富な映画プロデューサーであり、現場で日々発生する衝突やトラブルを見事に収める優れた外交官でもある。人をまとめる天性の才能を持つ彼が、いつか本当にガーナの大統領になる日が来ても不思議ではない。
CAST

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George Abayie
ジョージ・アバイエ【アドー】
- ジョージはニンジャマン監督作の常連キャストであり、クマウッド映画界における若手注目株の一人である。『アフリカン・カンフー・ナチス2』では、前作の主人公アデーのトラブルの後、急きょ代役として参加し、撮影開始のわずか1週間前に台本を受け取った。そのためセリフに苦労する場面もあったが、「普通の台本」ではなかったことを考えれば当然だ。演技力は一流で、そのストイックな佇まいは、ドジな相棒役と絶妙なコントラストを生んだ。今後もガーナ映画界で大きく羽ばたく存在になるはずだ。

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“Gocchanko” Kodai Ota
ごっちゃんこ(太田航大)【雷電(らいでん)大使】
- 1992年8月30日、愛知県岡崎市生まれ。6歳から相撲を始め、大相撲入間川部屋に入門。「大司(ひろつかさ)」の四股名で土俵に立つ。身長168cm・体重102kgと、巨漢がひしめく相撲界では軽量級ながら、最高位で東幕下49枚目まで番付を上げた。度重なる怪我により2017年に現役を引退するも、相撲への情熱は冷めず、現在は世界各地を巡る“ストリート相撲”パフォーマーとして、日本の国技を世界に広めている。Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』やVICEの特集番組などに出演したのち、映画『アフリカン・カンフー・ナチス II』にセバスチャン・スタイン監督の指名で出演。最近ではオーストラリア・メルボルンにて、数百人の観客を前にストリート相撲を披露した。

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Bennet Dwomoh
ベネット・ドゥオモー【帝国MCゲッベルス】
- ガーナでも屈指の人気俳優であり、小柄な俳優への需要が高いクマウッドで活躍。信心深く家族思いの彼は、最近イギリスへ移住し、家族を養うための新たな生活をめた。撮影中はプロデューサーマンとの口論が絶えず、その影響でセリフに苦労することも多く、スマートフォンのカンペを読んでいるのが明らかすぎて、カットされたシーンも。いつかディレクターズ・カット版で復活するかもしれないが、カットして正解だっただろう。とはいえ、彼の持ち前のコメディセンスはそれを補うほどで、本作のハイライトのひとつとなった。

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“Nkechi" Mawuena Caroline Lamas
“ンケチ”マウエナ・キャロライン・ラマス【エヴァ】
- ナイジェリア出身だが、『アフリカン・カンフー・ナチス』第1作への出演をきっかけに、ガーナで人気の政治家となる。本作では選挙運動の合間を縫って、久々にスクリーンに登場。政治家はもともと演技が仕事でもあるため、その演技力はまったく衰えておらず、今回も完璧に役をこなした。あまりにもバカバカしいセリフを真顔で語る姿は、まさに圧巻だ。撮影後は自身が支持する候補者の選挙運動に全力を注ぎ、結果としてその候補者が2024年の大統領選で野党からの勝利を果たした。前作出演時のンケチ・チネドゥから改名。

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Andrews Mensah
アンドリュース・メンサー【スティーヴン・ダックス師範】
- 4月16日、クマシ生まれ。ガーナ最大のアクションスターとして知られ、“ガーナ最大のアクションスター賞”を受賞。元々はボクサーだったが、ニンジャマンに見出されて映画『B-14』の主演に抜擢。この映画で「モータル・コンバット」のスコーピオンのように手から何かを発射したため、愛称は“スコーピオン”に。間違いなく本作で一番のスター俳優だが、最も謙虚でクールな男でもあり、いつも一番に現場入りして、他のスタッフを手伝う姿が目撃されている。2020年、自宅で強盗に襲われ、家族を守ろうとして銃撃を受け命に関わる重傷を負うという事件に見舞われたが、奇跡的に回復。その後、ニンジャマンとの関係が悪化していたが、本作でついに再タッグを組んだ。これを機に彼らが和解し、今後も共に映画を作り続けてくれることを願ってやまない。

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Amanda Achiaah
アマンダ・アチアー【カンニバル・フェリス】
- アクションの女王として知られ、ガーナで一番の女性スター。数え切れないほどのクマウッド映画に出演し、ガーナでは上流階級。しかし、とても謙虚でわがままな行動をしないため、ファンや共演者、スタッフから愛されている。彼女は間違いなく、クマウッドで最も優れ、最も献身的な俳優の一人である。いつも時間厳守で現場に現れ、その動きは蝶のように軽やかで、蜂のように鋭い。「大柄な女性でも世界を驚かせられることを証明したい」というのが彼女の夢であり、『アフリカン・カンフー・ナチス2』によってその夢の実現へ一歩近づくだろう。

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Walker Bentil Boateng
ウォーカー・ベントル・ボアテング【セクティン】
- “ガーナのヴァン・ダム”として知られる彼は、『アフリカン・カンフー・ナチス』第1作の撮影以降、クマウッド映画界を代表する俳優の一人としての地位を確立した。アマンダと同様、演技に対する姿勢は非常に真剣。ただし、時間厳守という点に関してはやや難がある。でも、ここは“ガーナ時間”だから仕方ない。『アフリカン・カンフー・ナチス2』で演じたキャラクター「セクティン」は、香港の俳優“石天(ディーン・セキ)”をベースにしているが、彼はその元ネタを綿密に研究し、完璧に再現。役作りに没頭し、脚本に元ネタとの矛盾があると、すぐに見つけて監督に指摘するほどだった。彼にはスターのオーラがあり、セバスチャン・スタイン監督作品には、今後も必ず主役級で登場することになるだろう。


