皇妃エリザベート
(シシィ、リジィ)
1837-1898
バイエルン王国、ミュンヘンで、ヴィッテルスバッハ家傍系のバイエルン公マクシミリアンと王女ルドヴィカの次女として生まれる。16歳でオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ結婚するも、自由奔放な性格は、ヨーロッパ随一の伝統と格式を誇るハプスブルク王朝のウィーン宮廷での生活と合わず、次第にウィーンを離れて流浪の旅を繰り返すようになる。ハンガリー好きとしても知られ、1867年からはハンガリー王妃を兼任。1898年、スイスで無政府主義者によって暗殺された。享年60。