COMMENT
  • ごくさりげなく見えながら実は凝りに凝ったファーストショットから、
    傑作の予感がフィルムの全域に漂う。
    実際、新鋭デヴィッド・ロウリーのこの新作は、
    21世紀のハリウッドが実現した最初の、
    ことによったら最後になるかもしれない傑作
    というほかない。

    —— 蓮實重彦(映画評論家)

  • これは胸躍る冒険ではなく、胸を裂く巡礼の旅。
    あまりにも難解な、しかし美しい幻想絵画。
    怠惰なる若者よ、緑の騎士の問いに答えよ。

    —— 奈須きのこ(シナリオライター/小説家)

  • オーマイガー…なんて面白いんだ!
    長い間決断を放棄してきた男の、真の覚悟が試される冒険譚。
    魔法や呪いが機能する、ファンタジー好きにはたまらない壮大な世界観のなかで、
    まったく先の読めない旅が繰り広げられる。
    もしやこれは悩める男の夢うつつな妄想ロードムービーなのか…!?
    この上なく切れ味鮮やかなラストを、
    あなたは絶対に見逃してはいけない。

    —— こがけん(芸人)

  • 高純度な世界観、絵画的なルック、荘厳な音楽!
    右脳で体感する映像美学による幻想冒険譚!
    観賞後には、消化出来ない“緑”が胎内に残り続けるに違いない。
    それぞれが抱える“試練”と共に、長く寄り添うことになる。
    “ア・ネバーエンディング・ゴースト・ストーリー”。
    これはゴール無き放浪映画だ。

    —— 小島秀夫(ゲームクリエイター)

  • トールキン好きは必ず観てほしい。
    アリシア・ヴィキャンデル、バリー・コーガンも好きな私には更に最高でした。
    夢の中の2時間、ぜひ映画館にGOです!

    —— ヒグチユウコ(画家/絵本作家)

  • ねじれて見えても案外、紐解けば真っ直ぐだったりする。
    見事な映像美と刺激的なストーリーテリング、
    骨の太い成長譚。面白かった!

    —— 深緑野分(作家)

  • ”弱さ”も含む人間味溢れる主人公による叙事詩。
    子ども向けではないファンタジー。
    喩えるならバターではなくハーブ…
    そんなところがA24らしい良い映画です。

    —— 上田文人(ゲームデザイナー)

  • 言葉にできない教訓が幾つも刻まれたような感覚。
    これぞ千年を超えた昔話の貫禄。

    —— 上田航平(ゾフィー)

  • A24×歴史ファンタジーなんて、
    考えただけで興奮しすぎて脳汁が溢れ出る!

    時代も場所をも超えて愛され続けた『アーサー王物語』を
    重厚な映像美とダークな音楽、そして壮大な自然の中で描かれる。
    中世絵画の世界に飛び込んだような世界は息を呑むほど美しければ、
    突然身体が凍りつくほど恐ろしい。
    観た人の数だけそれぞれの解釈が溢れるような、
    不可解で底知れぬファンタジーを私は心の底から愛している。
    そう改めて思える作品だった。

    —— 中田クルミ(俳優)

  • 我々が初めて目にする南アジア系のガウェイン!
    終盤の展開に原典愛好家としてはドキドキするが……
    ああ、そういうオチか。素敵!

    —— 丸屋九兵衛(万物評論家/ファンタジー愛読者)

  • 突きつけられたものに説明などいらない
    ただの脳の神秘な幻想だった。

    —— OSRIN(映像作家/アートディレクター)

順不同・敬称略

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