ル・コルビュジエとアイリーン追憶のヴィラ

COMMENT コメント

  • 自由という名の「雁字搦め(がんじがらめ)」。でも、その「窮屈」は愛する空間。すばらしい才能のせめぎ合い! 心と目の刺激と保養に…。

    萬田久子(女優)

  • 天才建築家の最も人間臭い部分を知ることができて、僕はますますコルビュジエファンになりました。

    小山薫堂(放送作家・脚本家)

  • アイリーン・グレイとル・コルビュジエのような、創造をめぐる葛藤にも結びついた女と男の愛憎は歴史の中にいくつも埋もれているのだろう。アイリーンの、孤独でありながら、女性として上品な生き様は優しく美しいと感動した。

    長谷川逸子(建築家)

  • 近代建築史の、最も重要な時期の、生々しい人々の葛藤、営み。住宅は「住む為の機械」なのか、それとも「営みを包む殻」なのか?いずれにしても、孤独を質に入れ、自由を獲得する。芸術家達。

    渡辺篤史(俳優)

  • 私も海辺のヴィラをコルビュジエ作品と思い込んでいた1人。名誉を取りもどしたアイリーンの鋭く純粋な才能と魅力を知らしめる本作品は嬉しい収穫でした。興味深い作品!

    風吹ジュン(女優)

  • モダン家具やその最高のロケーション。アイリーンさんのイイ女っぷり等、相当ビューティフルな時間でした。とても音楽的でもありました。

    TOWA TEI(音楽家)

  • アイリーン・グレイは、常に時代を牽引するシャネル(の精神性)と表裏一体だ。男性の世界で遊びから学び、女性だからこそできた建築デザインは、今も最先端を突っ走っている。

    北村道子(スタイリスト・衣裳デザイナー)

  • 建築は何のために、そして誰のためにつくられるのか。思想? それとも愛? コルとアイリーンの愛憎の確執をめぐるドラマがこの問いに応えてくれる。

    伊東豊雄(建築家)

  • アイリーンがいて、このシナリオが生まれた。もの創りの現場のさまざまなドラマが静かにこちらに沁みてくる。

    小池一子(クリエイティブ・ディレクター・十和田市現代美術館館長)

  • 女性的な繊細さと官能性、優しさに溢れた映画だ。モダニズム時代における芸術家の青春を穏やかに追憶でき、魅力的に感じた。

    西沢立衛(建築家)

  • かつてキュレーションしたル・コルビュジエ展の折、詳細が不明で触れなかった部分が、赤裸々に描かれている。これは建築とアートの秘話だ。最後まで優雅で気品のあるアイリーンの姿に、ヨーロッパが行き着いた生き方の美学を見ることになるだろう。

    南條史生(森美術館館長)

  • 知られざる追憶の物語、果たして真実が描かれているかは映画から推し量ることはできないが、アイリーンの生き方に賛同する女性には理解が出来る。もし真実であれば、コルビュジエの創造のもとにアイリーンが存在したことは衝撃的である。

    菊池武夫(ファッションデザイナー)

※順不同・敬称略