DVD/Blu-ray|TRANSFORMER

コレクティブ

国家の嘘
2021年アカデミー賞2部門ノミネート(長編ドキュメンタリー賞、国際長編映画賞)!ルーマニアを震撼させた巨大医療汚職事件に地元スポーツ紙の記者が迫る!フィクションよりもスリリングな、今必見のドキュメンタリー映画!

本作は2015年10月30日、ルーマニア・ブカレストのライブハウスで実際に起こった火災を発端に、命よりも利益や効率が優先された果てに起こった国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追った、フィクションよりもスリリングな現実を捉えたドキュメンタリー映画だ。監督は、世界各国の映画祭で上映され数多くの賞を受賞した『トトとふたりの姉』のアレクサンダー・ナナウ。地元のスポーツ紙に勤務するジャーナリストたちを追う前半から一転、映画の後半では熱い使命を胸に就任した新大臣を追い、異なる立場から大事件に立ち向かう人達を捉えていく。“リアル『スポットライト 世紀のスクープ』だ”とも評される本作は、日本を始め世界中のあらゆる国が今まさに直面する医療と政治、ジャーナリズムが抱える問題に真っ向から迫っており、ドキュメンタリーでありながら本年度アカデミー賞のルーマニア代表として選出され、ルーマニア映画としてはじめてのオスカーノミネートにして国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞の2部門でノミネートを果たした。そのほか、世界各国の映画祭で32の賞を獲得し、50ものノミネートを果たしている。

STORY|ストーリー
2015年10月、27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となったルーマニア・ブカレストのライブハウス“コレクティブ”での火災。一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡、最終的には死者数が64名まで膨れ上がってしまう。事件を不審に思い調査を始めたスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長は内部告発者からの情報提供により衝撃の事実に行き着く。その事件の背景には、莫大な利益を手にする製薬会社と、彼らと黒いつながりを持った病院経営者、そして政府関係者との巨大な癒着が隠されていた。一方、報道を目にした市民たちの怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職へと追いやられ、正義感あふれる保健省大臣が誕生する。彼は、腐敗にまみれたシステムを変えようと奮闘するが…。
COMMENT|コメント

スクープが、新たな内部告発を生み、時代を動かす。その始まりは、記者の情熱と覚悟。負けていられない。
――加藤晃彦(「週刊文春」編集長)

間違った医療政策で人々が亡くなる。それは日本でも起こった。ただ『コレクティブ』に感動するのは、新聞記者と厚生大臣が事実を追及するからだ。それは日本では起こっていない。
――町山智浩(映画評論家)

これが本当に“ドキュメンタリー”なのか?と疑う程にカメラは肉薄する。現場や遺族、関係者に。そして、そこで暴かれる“国家の嘘”に。これが“ドキュメント(現実)”であっていい訳はない!と憤ってしまう。ただこの“嘘”の国家を命がけで正そうとする記者達と大臣の“現実”だけは唯一の救いではある。
――小島秀夫(ゲームクリエイター)

「皆が黙っていたことが、国の嘘を許したんです」 市民として、伝え手として、どうあるべきか。劇中の言葉が胸に疼く。
――小川彩佳(「news23」メインキャスター)

CAST&STAFF|キャスト&スタッフ
プロデューサーアレクサンダー・ナナウ/ビアンカ・オアナ
監督・撮影アレクサンダー・ナナウ『トトとふたりの姉』
音楽キャン・バヤニ
編集アレクサンダー・ナナウ/ジョージ・クレイグ/ダナ・ブネスク
サウンドデザインアンジェロ・ドス・サントス
出演カタリン・トロンタン、カメリア・ロイウ、テディ・ウルスレァヌ、ヴラド・ヴォイクレスクほか
VIDEOGRAM|DVD/Blu-ray 情報
DVD
販売用品番TMSS-444 POS4522178013355 ¥3,800(税抜)
仕様本編109分/ COLOR / 片面1層 / 画面:16x9ビスタ / 音声1:ルーマニア語、英語5,1chサラウンド 字幕1:日本語字幕
INFORMATION|作品情報
2019年ルーマニア、ルクセンブルク、ドイツ / ドキュメンタリー / 原題:COLECTIV
©Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019

GENRE

RELEASE MONTH