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こんな愛情に溢れたストップモーションを私も作りたい!
どんな不条理なことに晒されても人生の結末は誰にもわからない。
誰かの言葉が不意を突くように、突然希望へと導いてくれることもある。
一度しかない人生だから体験しなければ!
と前向きにしてくれる、サプライズ満載の傑作です。
モルモットも出てきます!
見里朝希
アニメーション監督
「カタツムリの如く迷走する人生に捧ぐ」

グロくてチャーミング、哀しくて可笑しい、
人生という名の珍妙なパレード、
それがアダム・エリオット最新作『かたつむりのメモワール』。
双子の妹グレースは、理不尽な現実に押し潰され、殻に閉じこもる術を覚えた。
人生は甘くない。むしろ苦い。いや、時にエグい。
でも、その澱みの中にしか見つからない何かを本能的に感じるから、
画面から目がそらせないんだ。
そしてエリオットの描くキャラクターたちは、どこかイビツで、
笑えるほど不完全なのに、なぜか抗えないほど愛おしい。(「ピンキー」最高!) 
手造りを極めた人形も美術も色彩も、「美しい」の手前で踏みとどまりながら、
人間の業と愛をひっそりと肯定する。
ラスト、胸に残るのは感動、というよりもっと本質的な「余韻」かな。
前作『メアリー&マックス』を超えたか?
そんな野暮な問いは、見終わった頃にはどうでもよくなっている。
このどうしようもない世界で、せめてグレースと、私たちに、静かな祝福を。
伊藤有壱
クレイアニメ「ニャッキ!」監督
双子の男女は別れ別れ、カタツムリは雌雄同体。
イビツな孤独、毒と浄化、笑いと涙、人生の全部。
山村浩二
アニメーション作家・絵本作家
可愛いクレイアニメーションだけど、
何処かブラックで生々しい感じが心に刺さり、
個性的な登場人物から新しい一歩を踏み出す勇気を貰える作品です。
加藤諒
俳優
御LOOKさせていただきました。茶化せぬ感動。
ただただカタツムリのキャワ作品だろうと再生、
気がつけば心が濾過でございました。
てか泣くヤツやったんかいっ!
くっきー!
芸人
人生のためになるお言葉とためになるアートをたっぷりいただけて、
心から、ためになったねぇ~
もう中学生
芸人
孤独や悲劇に耐え忍ばなければならないこの世界を
どう愛することができるのかを伝えてくれる『かたつむりのメモワール』は
アニメーションの最高傑作であり、
そして私にとって人生でもっとも大切な映画だ。
児玉美月
映画批評家
ひとつひとつ手仕事で紡ぎ上げたストーリー、
そのゆらぎやいびつさに登場人物の人間らしさが重なりました。
河井菜摘
修復家(漆・金継ぎ)
愛を求めるその姿のいじらしさ、いじける表情の妙な不思議な愛らしさ。
アダム・エリオットのクレイ・アニメの登場人物たちにはいつも泣かされる。
山崎まどか
コラムニスト
※順不同・敬称略