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COMMENT

FBI尋問録音データを完全再現…とあるが、単なる再現ドラマだと思うと大間違い。 FBIが尋問を記録した通りにセリフを書いた、とあるから、再現という言い方に多くの人が納得するのだろう。が再現ふうな装いに惑わされてはいけない。 考えてみるがいい。生の現実の現場は何びとといえども絶対に知りようがないのだ。神以外は。 知ることができないからこそ一層知りたがるのが人の性。 どんな現場だったのだ? 現場では、どんなふうにコトが展開したんだ? だからこの作品は、神以外に知りようがない現場のリアリティを、神の領域を冒してまで見ようと試みた映画人の恐ろしくも魅惑的、冒険的、実験的な、完璧なフィクションなのである。 見ている間じゅう、全編に漲るリアリティ溢れるサスペンスに、私の胸の鼓動が激しく撃ち続けていた。 こんなにも濃密なリアティの描写を観たことはかつてなかった。 私の生涯ベスト3に加えたい作品だ。
原一男(映画監督/『ゆきゆきて、神軍』)
社会で起きている「おかしなこと」に憤り、行動を起こした。その行動は、違法だった――しかしその「おかしなこと」を放置したままでいいのか?「本質を見誤るな」と、この映画は静かに、けれども鋭く投げかける。
安田菜津紀(メディアNPO Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
何が真実なのか?何が正義なのか?
社会と政治の不公平な「リアリティ」を、「まさか」の手法で恐怖と共に突きつける。市民のあり方、ジャーナリズムのあり方、政府機関のあり方。我々はもっと、それらを知るべきだ。
竹田ダニエル(ライター)
完全に準備した側と不意に追い込まれる側の言論戦は、銃弾の撃ち合いよりも緊張する。
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
「トランプを大統領にした選挙はロシアにハッキングされていた!」その事実をリークした元空軍職員リアリティ(本名)はトランプ政権下のFBIに追及される。
現場の会話記録を再現した緊迫の83分。
正義のために戦うリアリティを支えるヒーローは、なんと『風の谷のナウシカ』!
町山智浩(映画評論家)
米国政府職員の若い女性がFBIに逮捕される逮捕寸前から 全てが録音されていたその録音を忠実に映像化したのがこの作品だFBIの逮捕は 道端でのこんな日常会話から始まるのか!
久米宏(フリーアナウンサー)
機密を保護する義務があっても、大衆の知る権利は無視できない。
どちらを優先すべきか。
スノーデン氏の時も意見が激しく対立しましたが、今後も避けて通れない課題です。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
何もない冒頭の30分がなんでか見ていられる不思議。
一軒の家と数名の演者と犬と猫とかたつむり。
それだけで成り立つ不思議。
作り手と演者の熱量を感じた。
シソンヌじろう(芸人)
観客は主人公の心のざわめきを追体験する。
劇場を出てもそのざわめきは、リーク、権力への問いとして残り続けるだろう。
塚越健司(城西大学助教)
物音や咳、目線。
次第に変わっていく笑顔の作り方までも、82分押し込められた“リアリティ”がありました。
倉持明日香(タレント)
100%実際の尋問記録を再現する異例の台本。
ベテランFBI捜査官の落ち着いた誘導尋問に彼女(=リアリティ)がどこまで耐えられるか!
いわゆる完落ちまで行くか「オチ」の予想ができない!
似たような行為をした人がより軽い処罰になったのはなぜか。見終ってアメリカの正義感をどう見るか。
まさにリアリティ番組ではなく「リアリティ映画」!
デーブ・スペクター(放送プロデューサー)

REVIEW

異常な緊張感
IndieWire
シドニー・スウィーニー驚異的なパフォーマンス
The Hollywood Reporter
凄まじく心を掴んで離さない
Variety
心の核を揺さぶる魅惑的な体験
THE GUARDIAN
この映画自体が国家に対する痛烈な告発だ
Chicago Reader
最高級のスリラー
Ms. Magazine