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タンゴの後で

2025年9月5日公開

原題:Maria
英題:Being Maria

製作:2024年/製作国:フランス
上映時間:102分/年齢区分:PG-12
音声:5.1ch/カラー

2024©LES FILMS DE MINA / STUDIO CANAL / MOTEUR S’IL VOUS PLAIT / FIN AOUT

その映画は傑作と呼ばれた。一人の女優の人生とひきかえに。
1970年代最大のセンセーションを巻き起こした映画の裏側で何があったのか? 社会に問いかける問題作!

ベルナルド・ベルトルッチ監督の代表作の一つと称される映画『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972年)。大胆な性描写と心理描写が大きな反響を呼んだこの作品の陰には、ひとりの女性の怒りと葛藤があった。第77回カンヌ国際映画祭に正式出品された『タンゴの後で』は、今なお世界中で問題とされるエンターテインメント業界における権力勾配、搾取について鋭い視線を投げかけた問題作だ。

19歳のマリア・シュナイダーは気鋭の若手監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンの撮影は彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落していく…。本作は「70年代最大のスキャンダル」と言われた作品の舞台裏で一体何が起きていたのか? 映画の撮影現場での問題について声を上げた最初の女性の一人である、マリア・シュナイダーの波乱に満ちた人生に焦点を当てる。監督はヴェネツィア映画祭での受賞経験もある新鋭ジェシカ・パルー。ベルナルド・ベルトルッチ監督作『ドリーマーズ』(2003)でインターンとして彼との仕事を経験した彼女は、マリアのいとこであるジャーナリストが記した「あなたの名はマリア・シュナイダー:「悲劇の女優」の素顔」(ヴァネッサ・シュナイダー (著)/早川書房刊)と出会い、彼女の人生を映画化することを決意する。マリアを演じるのはヴェネツィア映画祭金獅子賞受賞作『あのこと』で世界的賞賛を浴びたアナマリア・ヴァルトロメイ。そして、マーロン・ブランド役を名優マット・ディロンが演じていることも話題となっている。

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STORY

19歳の若手女優マリア・シュナイダーは新進気鋭の監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンは彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落としていく。

CREW&CAST

CREW
監督・脚本
ジェシカ・パルー

1982年、パリで生まれ。若い頃から映画の現場で働き始め、最初は制作に携わり、その後は助監督としてソフィア・コッポラ、エリック・ラルティゴ、フィリップ・リオレらの作品に携わった。ベルナルド・ベルトルッチ監督作『ドリーマーズ』(2003)ではインターンとして彼との仕事を経験している。2017年には短編映画『MARLON』を監督し、世界中の150以上の映画祭で選出され、40の国際的な賞を受賞したほか、セザール賞にノミネート。2020年に公開された初めての長編『Revenir』はヴェネツィア国際映画祭(オリゾンティ部門)で最優秀脚本賞を受賞した。『タンゴの後で』は彼女の2作目の長編映画となる。

原作
ヴァネッサ・シュナイダー

1969年、パリ生まれ。ジャーナリスト、作家。「リベラシオン」紙で政治記者を務め、現在「ル・モンド」紙記者。人々の人生について記す一方で、次第に自身の人生について執筆を始める。『タンゴの後で』にもワンシーン、幼少の頃の彼女が描かれている。

撮影監督
セバスティアン・ブッフマン

1994年に名門エコール・ルイ=リュミエールを卒業後、長年にわたり映像業界で活躍。映画・ドラマあわせて150本以上に携わり、代表作にシャルロット・ゲンズブール主演作『午前4時にパリの夜は明ける』(2022)、セルジュ・ボゾン監督、タハール・ラヒム&ヴィルジニー・エフィラ主演『ドン・ジュアン』(2022)がある。

音楽
バンジャマン・ビオレ

1973年フランス・ローヌ出身のシンガーソングライター、作曲家、プロデューサー、俳優。2001年に『Rose Kennedy』でソロデビューし、その後、代表作『La Superbe』(2009)が大ヒット、フランスを代表するアーティストとなった。音楽制作のみならず、多数のアーティストをプロデュース。俳優としても映画に出演するなど、多才な活躍を続けている。

インティマシー・コーディネーター
パロマ・ガルシア・マーティンス

ベルギー・ブリュッセルを拠点に活動するインティマシー・コーディネーターであり、映画・テレビ・舞台芸術におけるデリケートなシーンの演出と安全性の確保を専門としている。2009年にベルギーでコスチュームデザイナーとして映画業界に入り、『アデル、ブルーは熱い色』(2012)や『エンジェル、見えない恋人』(2018)などのデザイナー、スーパーバイザ―などを手掛ける2024年にPrincipal Intimacy Professionals(PIP)からインティマシー・コーディネーターの認定を取得した。インティマシー・コーディネーターの役割とその重要性を紹介するフランスのドキュメンタリー「Sex Is Comedy: The Revolution of Intimacy Coordinators」(2024)にも出演している。

CAST
マリア・シュナイダー
アナマリア・ヴァルトロメイ

1999年ルーマニア生まれ、フランス在住の女優。10歳で『ヴィオレッタ』に主演しデビュー。2021年の主演作『あのこと』では、1960年代フランスの違法中絶問題に苦悩する大学生アンヌを熱演し、リュミエール賞最優秀女優賞、セザール賞有望若手女優賞を受賞。作品もヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し高評価を得た。近年は『ミッキー17』でハリウッド進出も果たし、今後の活躍が期待される。フランスで大ヒットした『モンテ・クリスト伯(原題)』(2024)も今秋日本公開だ。

マーロン・ブランド
マット・ディロン

1964年、アメリカ合衆国 ニューヨーク州生まれの俳優・映画監督・脚本家。10代の頃にスカウトされ、1979年の映画『レベルポイント』でスクリーンデビュー。続く『アウトサイダー』(1983)、『ランブルフィッシュ』(1983)、『ドラッグストア・カウボーイ』(1989)などで青春スターとして人気を得た。90年代には『最高の恋人』(1993)で演技派として高い評価を受け、『シングルス』(1992)や『メリーに首ったけ』(1998)などの作品でも成功を収める。2004年の『クラッシュ』では、差別意識に苦しむ警官役を熱演し、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。同作はアカデミー作品賞も受賞。監督としても2002年の『シティ・オブ・ゴースト』でデビューし、多才ぶりを発揮。ラース・フォン・トリアー監督作『ハウス・ジャック・ビルト』(2018)での怪演ぶりも記憶に新しい。2022年、第75回ロカルノ国際映画祭で栄誉功労賞を受賞するなど国際的評価も高く、長年にわたり幅広いジャンルで活躍を続けている。

ベルナルド・ベルトルッチ
ジュゼッペ・マッジョ

1992年、イタリア・ローマ生まれ。2009年にフェデリコ・モッチャ監督『Amore 14』で注目を集め、以降、『Almeno tu nell’universo』(2011)、ネオファシズムを描く『Bologna 2 agosto』(2012)、レオナルド・ピエラッチョーニ主演の『Un fantastico via vai』(2013)などに出演。2018年〜2020年にはNetflixシリーズ『Baby/ベイビー』で、未成年売買を巡る複雑なキャラクター“Fiore”役を演じ国際的に認知された。

ヌール・ダニエル
セレスト・ブランケル

2002年、パリ生まれ。2019年に映画『The Dazzled』で主演し、俳優のサラ・スコ監督作として注目を集め、セザール賞新人女優賞とリュミエール賞の新人賞にノミネート、サルラ映画祭で演技賞を受賞 。2021年のテレビシリーズ『イン・セラピー』では患者カミーユ役を好演し、シリーズ批評家協会から最優秀女優賞を獲得。 2024年には『La Fille de son père』で再びセザール賞の最優秀新人女優賞にノミネートされた。

ダニエル・ジェラン
イヴァン・アタル

1965年、イスラエル・テルアビブ出身。フランスを拠点に活躍する俳優・脚本家・映画監督。1989年『愛さずにいられない』で俳優デビューし、セザール賞最優秀新人男優賞を受賞。俳優としては『ザ・インタープリター』(2005)、『ミュンヘン』(2005)、『ラッシュアワー3』(2007)といった国際作品への出演も経験。また、2001年には初監督作『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』を手がけ、『ドント・ディスターブ! オレたち最強バディ』(2012)、『Le Brio』(2017)なども発表。シャルロット・ゲンズブールとの長年のパートナーであり、文化とアイデンティティを自在に行き来する、多才な存在として国際的に高く評価されている。

マリー・クリスティーヌ・シュナイダー
マリー・ジラン

1975年、ベルギー生まれ。1991年『さよならモンペール』でデビューし、1995年『ひとりぼっちの狩人たち』で批評的評価を獲得。1996年にはロミー・シュナイダー賞を受賞し、『愛と復讐の騎士』(1997)でセザール最優秀女優賞にノミネート。2009年の『ココ・アヴァン・シャネル』で国際的にも注目され、ランコムのイメージモデルとしても活躍している。

TRAILER

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