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ガール・ウィズ・ニードル

発売中
2025年12月3日 DVD
2025年5月16日 公開

原題:Pigen med nålen
英題:The Girl with the Needle

2024年/デンマーク、ポーランド、スウェーデン/デンマーク語/123分/ 1.44:1/モノクロ/5.1ch/PG‐12

©NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

北欧史上最も物議を醸した連続殺人事件、その裏側に潜む真実とは―?
心を突き刺す衝撃のラストが待ち受ける、世界を震撼させた恐るべき傑作!

現代では「幸せの国」として知られるデンマーク。その知られざる暗黒の時代に起こった連続殺人事件をもとに漆黒の映像美で描いた本作は、2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されると、予想できないショッキングな展開と心理的恐怖を煽る音響やユニークな美術セットが話題騒然となり、各国の映画祭を席巻。映像のアカデミー賞と呼ばれるカメリマージュ映画祭にて最高賞、ポーランド映画祭では最多の11冠を受賞するなど各国の映画祭を席巻し、本年度アカデミー賞🄬では国際長編映画賞にノミネートされた。

監督・脚本を手掛けたのは『波紋』『スウェット』といった鋭い視点の作品で世界的注目を集めるスウェーデン系ポーランド人の若き鬼才マグヌス・フォン・ホーン。音楽アーティスト、プース・マリーとして活躍するフレゼレケ・ホフマイアが奏でる心理的恐怖を演出する不気味な音楽と音響効果は大ヒットを記録した『関心領域』を思わせ、撮影監督ミハウ・ディメク(『EO イーオー』『リアル・ペイン~心の旅~』)が映し出す漆黒の映像美は観客を妖しくも魅力的な闇の世界へと誘う。
主演のカロリーネ役を務めたヴィク・カーメン・ソネは『ビッチ・ホリデイ』で注目され、『ウィンター・ブラザーズ』『ゴッドランド/GODLAND』のフリーヌル・パルマソン監督のミューズとしても知られる実力派。助演は数々の映画賞に輝く名優トリーネ・デュアホルムが務め、二人の熱演は多くの評論家から絶賛された。

本当の罪とは何か、怪物は誰なのか?
人間の闇と光に迫る、北欧から新たなるゴシック・ミステリーの傑作が誕生する!

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STORY

第一次世界大戦後のコペンハーゲン。お針子として働くカロリーネは、アパートの家賃が支払えずに困窮していた。やがて工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女は、もぐりの養子縁組斡旋所を経営し、望まれない子どもたちの里親探しを支援する女性ダウマと出会う。他に頼れる場所がないカロリーネは乳母の役割を引き受け、二人の間には強い絆が生まれていくが、やがて彼女は知らず知らずのうちに入り込んでしまった悪夢のような真実に直面することになる。

CREW&CAST

CREW
監督・脚本
マグヌス・フォン・ホーン

スウェーデンのイェーテボリ出身。2009年から13年まで、ポーランドのウッチ国立映画大学で監督業と脚本執筆を学び、現在は同校で教師も務めている。短編『Without Snow(英題)』(11)でスウェーデンのアカデミー賞と言われるゴールデン・ビートル賞の最優秀短編映画賞を受賞。様々な言語を使うことにこだわりを持つ彼の初監督長編『波紋』(15)はスウェーデン語で制作され、カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されて国際的な注目を集めてゴールデン・ビートル賞で作品賞、監督賞、助演俳優賞を受賞した。また、ポーランド語で撮られた長編監督第2作となる心理ドラマ『スウェット』(20)は、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出。3作目の『ガール・ウィズ・ニードル』はノルディスク・フィルム・プロダクションによるデンマーク語作品である。

撮影監督
ミハウ・ディメク

1990年10月1日、ポーランド・ワルシャワ生まれ。ウィッチ国立映画大学にてテレビ制作と撮影について学んだ。短編から長編まで多くの映画の撮影監督を務めており、これまでに『EO イーオー』(22)でロサンゼルス映画批評家協会賞と全米映画批評家協会の最優秀撮影賞を受賞している。その他にも多くの映画賞で評価され、本作では映像のアカデミー賞とも謳われるカメリマージュにて最高賞を受賞した。その他の作品に、マグヌス・フォン・ホーン監督作『スウェット』(20)、ジェシー・アイゼンバーグ監督作『リアル・ペイン~心の旅~』(24)などがある。

美術監督
ヤグナ・ドベシュ

ポーランドを拠点にプロダクション・デザイナー兼アート・ディレクターとして活躍している。『波紋』(15)、『スウェット』(20)に続きマグヌス・フォン・ホーン監督とは3度目のタッグとなった。本作でグディニャ・ポーランド映画祭をはじめ多くの映画賞で美術賞を受賞。その他の作品に第87回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『イーダ』(13)、クレール・ドゥニ監督作『ハイ・ライフ』(18)などがある。

衣装
マウゴジャータ・フダーラ

長編映画やテレビシリーズを中心に活躍する衣装デザイナー。本作でグディニャ・ポーランド映画祭の最優秀衣装賞を受賞。マグヌス・フォン・ホーン監督作品への参加は『スウェット』(20)に続き2作目となる。その他に『リアル・ペイン~心の旅~』(24)などを手掛け、ペプシやポーランドの企業広告の衣装も手掛けるなど幅広く活躍している。

メイク
アネ・カトリーネ・サウアベア

1963年10月22日、デンマーク生まれ。これまでにロバート賞の最優秀メイクアップ賞に11回ノミネートされ、『En soap(原題)』(06)とマッツ・ミケルセン主演映画『メン&チキン』(15)で2回受賞。これまでに『特捜部Q Pからのメッセージ』(16)や『罪と女王』(19)など100以上の作品に携わっている。待機作にトリーネ・デュアホルム主演『Begyndelser(原題)』(25)がある。

編集
アグニェシュカ・グリンスカ

1975年11月30日、ポーランド生まれ。『波紋』(15)、『スウェット』(20)に続きマグヌス・フォン・ホーン監督作品への参加は3度目。ポーランド映画賞の最優秀編集賞に7回ノミネートされており、イエジー・スコリモフスキ監督作『イレブン・ミニッツ』(16)、『EO イーオー』(23)で2回受賞している。『LAMB/ラム』(22)ではアイスランドで最も著名な映画賞であるエッダ賞の最優秀編集賞を受賞。その他の作品にヨーロッパ映画賞最優秀ヨーロッパドキュメンタリー賞を受賞した『祝福~オラとニコデムの家~』(16)やNetflix制作『ヒヤシンスの血』(21)などを手掛けている。

音響
オスカ・スクリーヴァ

1985年11月29日、デンマーク生まれ。デンマーク映画学校を卒業後、サウンドデザイナーとして活躍している。これまでにロバート賞最優秀音響賞に8回ノミネートされており、『ギルティ』(19)と『罪の女王』(20)で2回受賞。『ギルティ』と本作で音響効果監督組合ゴールデン・リール賞にノミネートされている。その他の作品にラース・フォン・トリアー製作総指揮『あなたの腕で抱きしめて』、『ある戦争』(15)、『ぼくの家族と祖国の戦争』(23)などがある。

作曲(音楽)
フレゼレケ・ホフマイア(プース・マリー)

1989年、デンマーク生まれ。コペンハーゲンのアンダーグラウンド音楽シーンでキャリアをスタートしプース・マリーの名義で実験音楽家、作曲家、サウンドアーティストとして活躍している。これまでに短編映画2本と長編映画2本の音楽を手掛け、本作でグディニャ・ポーランド映画祭、ヨーロッパ映画祭の作曲賞を受賞した。

CAST
カロリーネ
ヴィクトーリア・カーメン・ソネ

1994年4月23日、デンマーク生まれ。2016年、デンマーク国立舞台芸術学校卒業後、フリーヌル・パルマソン監督の『ウィンター・ブラザーズ』(17)にて主演を務め、デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)を受賞。2018年には、サンダンス映画祭でプレミア公開され、審査員大賞にノミネートされたイザベラ・エクロフ監督の『ビッチ・ホリデイ』に主演した。この作品は高く評価され、デンマーク映画批評家協会から贈られるボディル賞とロバート賞において最優秀女優賞を受賞した。2022年には、デンマーク、ノルウェー、日本合作の『MISS OSAKA ミス・オオサカ』で主演を務め、同年、フリーヌル・パルマソン監督と再びタッグを組んだ『ゴッドランド/GODLAND』はアカデミー賞国際長編映画賞のショートリストに選出された。他にはロンニ・サンダールとダニエル・エスピノーサが制作したNetflixのミニシリーズ「ヘリコプター・ハイスト: 舞い降りた略奪者」(24)などがある。

ダウマ
トリーネ・デュアホルム

1972年4月15日、デンマーク生まれ。国際的に活躍し、数々の受賞歴を誇り今日の北欧で最も高く評価される名女優。1998 年、トマス・ヴィンターベア監督のデンマーク映画『セレブレーション』にてカンヌ映画祭審査員賞を受賞。『未来を生きる君たちへ』(10) 『愛さえあれば』(12)の両作品で、それぞれデンマーク・アカデミー賞主演女優賞受賞。2016 年にはトマス・ヴィンターベア監督と再タッグを組んだ『ザ・コミューン』でベルリン映画祭にて主演女優賞を受賞。そのほかの出演作品には、アカデミー賞を受賞したスザンヌ・ビア監督の『未来を生きる君たちへ』(10)、マッツ・ミケルセンと共演した『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)、『消えた声が、その名を呼ぶ』(14)、『ピエロがお前を嘲笑う』(14)、シャルロット・ゲンズブールと共演した『THE ALMOND AND THE SEAHORSE』(22)、ティム・ロスと共演したドラマ「POISON」(24)など。現在はD.C.ムーアのドラマシリーズ「メアリー&ジョージ 王の暗殺者」(24)でアン女王を演じている。

ペーター
ベシーア・セシーリ

1990年7月6日、デンマーク生まれ。2009年、劇団に参加。2010年、初めての劇団作品であるギリシャ悲劇「Elektra」でデビュー。2019年、デンマーク国立舞台芸術学校を卒業し、2021年には、テレビシリーズ「Fredløs」にて、アウトローなモハメッド役を演じ、でデンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)を受賞。2024年には人気サスペンスシリーズ「ダークネス:ゾウズ・フー・キル」に出演。

ヤアアン
ヨアキム・フェルストロプ

1987年9月25日、デンマーク生まれ。2013 年、デンマーク国立舞台芸術学校を卒業。2015年にベルリン映画祭でシューティングスター賞を受賞。デンマークの詩人トーヴェ・ディトレウセンを描いた映画『Tove's Room』(23)でデンマーク・アカデミー賞の最優秀助演男優賞にノミネート。他にも、デンマーク・アカデミー賞の最優秀男優賞にノミネートされた『The Blue Orchid』(20)、デンマーク批評家協会の最優秀男優賞にノミネートされたオーレ・クリスチャン・マセン監督の『Itsi Bitsi』(14)などがある。

COMMENT

ええっ?!まさか。
それで?それでどうなるの?
と、最初から最後まで息を呑んで観た。
白黒の映像は隅々まで官能的で、
ある時ある場所に存在した人たちの、
息遣いや肌の匂いまで感じとれる。

江國香織(小説家)

奇抜で美しい映像の連続から、
女性のみが知る不条理が浮かび上がる。

皆川博子(小説家)

撮影、照明、音響、演出、俳優、
さらに赤ちゃんの演技にさえも、
全てのセンスが神がかっている。
一方、モノクロ映像で浮かび上がる物語は、
残酷なまでに痛く、絶望的なほどに哀しい。
容赦なく、観客の見識を穴だらけにする。
ここまで感情を弛緩させる映画は、
ここ最近、観たことがない。
しばらくは、この映画の“ニードル”は抜けそうもない。
だからこそ、愛おしい一本になるはずだ。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

モノクロの画面から生々しく伝わる貧しい環境下での苦悩。
衝撃的かつ重厚な物語。
そして救いあるラストには涙しました。

伊藤潤二(漫画家)

世にも恐ろしい映画を観た。
かくも観る者の魂を震撼させる映画は稀だろう。
その忌まわしさの一端は、
この物語が紛れもない実話に元づく点にあり、
同時に光と闇、モノトーンの画面の、
比類ない美しさに、ある!

東雅夫(文芸評論家)

正解のない問題。
それぞれ自らの答えと向き合うべきだと思う。

ヒグチユウコ(画家)

この映画の多くの場面で、人物は手前と奥に配置される。
その構図はあたかもこちらに向けられた針のようだ。
その針のイメージは手編みに使う太い棒針で、
先端は必ずしも鋭いとはいえないが、
しかしそれゆえ恐ろしい。

大島依提亜(グラフィックデザイナー)

映画好きにはたまらない作品である。
なぜなら、緻密にクリエートしているから。

北村道子(スタイリスト)

言葉に言い表せないやるせなさに襲われる。
後半のある展開で凄まじいショックを受けるが、
それは社会が追い込んだ結果でもあるのだろう。
身も心も強烈な痛みに貫かれる。

人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

怺える者たちの物語
「正しいこと」とはなんだろう
これは社会が歪であるかぎりいつの時代でも起こりうる悲劇だ。

書肆ゲンシシャ 店主

「1人で妊娠はしないが、責任は貴女のもの」。
100年も昔の史実からいまだ横たわる不均衡を
克明に浮かび上がらせる。
無性に息が詰まるのはきっと、
構造を無視して正義を語る群衆に
自分たちの姿を見るからだ。

ISO(ライター)

TRAILER

特報

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