ユンヒへ
- 発売中
- 2022年11月4日DVD&Blu-ray
- 2022年1月7日公開
英題:Moonlit Winter 原題:윤희에게
2019年/韓国/韓国語・日本語/105分/シネスコ/カラー/5.1ch/G
©2019 FILM RUN and LITTLE BIG PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
韓国から小樽へ。降り積もる雪の下に隠されていたのは、母とその初恋の女性が閉じ込めた恋の記憶——
東アジアに生きるふたりの女性の愛を描き、世界中で絶賛されたラブストーリー
韓国の地方都市で暮らすシングルマザーのユンヒの元に、長い間、連絡を絶っていた初恋の女性から一通の手紙が届く。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人である日本人女性ジュンに会わせようと決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす北海道・小樽へ旅立つユンヒ。それは、二十年前の自分と向き合う、心の旅でもあった―。
2019年、第24回釜山国際映画祭のクロージングを飾り、2020年には韓国のアカデミー賞ともいえる
青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞を W 受賞した映画『ユンヒへ』の監督・脚本を手掛けたのは、長編2 作目となる新鋭のイム・デヒョン。岩井俊二監督の『Love Letter』にインスパイアされた本作ではロケ地を北海道・小樽に選び、二人の女性達が心の奥にしまってきた恋の記憶を描き出す。主人公のユンヒを演じるのは長年ドラマや映画で活躍し、昨年韓国で放送された大ヒットドラマ「夫婦の世界」では数々の賞も受賞したベテラン俳優のキム・ヒエ。日本人女性ジュンに『野火』や『ストロベリーショートケイクス』の中村優子。ユンヒの娘セボムに元I.O.Iのキム・ソへ、セボムのボーイフレンドにソン・ユビン、ジュンの伯母役に木野花、ジュンを慕うリョウコ役に『由宇子の天秤』の瀧内公美、ユンヒの元夫に「梨泰院クラス」などのユ・ジェミョンが配された。
登場人物の心情に優しく寄り添うような小樽の美しい冬景色と、ミステリアスに紡がれるユンヒの恋。
二十年前に、一体何があったのか? 控えめな言葉と降り積もる雪に隠されながらも、真実は物語が進むにつれて徐々に輪郭をあらわしていく……
これまで韓国では正面から描かれることが少なかった中年女性の同性愛と彼女達が経験してきた抑圧を真摯に描き出し、韓国の LGBTQ+コミュニティや女性達から熱狂的な支持を受け、2019年の釜山国際映画祭では、セリーヌ・シアマ監督の『燃ゆる女の肖像』やグザヴィエ・ドラン監督の『マティアス & マキシム』といった作品が顔を並べる中、クィアカメリア賞を受賞。同映画祭の審査員からは、「久しぶりに映画を見て、胸躍る経験をした。それが韓国で作られた女性たちの愛の物語を描いた映画だからなおさらだ」と絶賛された。尚、日本では2020年11月、第6回大阪韓国映画祭にて同タイトルで上映され、熱狂的に迎え入れられた。韓国で“満月団”と呼ばれるファンを生み出し、多くの映画ファンや批評家から絶賛と共感を集めた珠玉のラブストーリーがいよいよ日本上陸となる。




















COMMENT
秘密は[人を寂しくさせる]のだろうか。 秘密は思い出となって 美しく育っていくとは限らないが、 秘密はときにやさしく 雪を溶かすほどに あたたかいことを知るだろう。
篠井英介【俳優】
旅先で買うイヤリング、 はじめて入った店、 踏みしめる雪道、 車窓から眺める景色、 すべての瞬間に「互いの不在」が 現在進行形で降り積もり、 その重さに言葉を失う。
松田青子【作家】
「ユンヒへ」。 いい映画でした。 暖かい気持ちになりました。 雪は降り続くとしても
小島秀夫【ゲームクリエイター】
ぼろぼろに泣いてしまった。 降りしきる雪のように あなたへの想いはいつまでも止まない。
深緑野分【作家】
韓国と日本、 離れていても、 同じ瞬間に前を向いて 歩もうとする人たちの存在は、 誰かの道をも明るく 照らしてくれているように 思えました。
西森路代【ライター】
雪の海沿いを走る あの列車の窓から見える景色は 誰のものでもなくて、 だから誰もがいつかと 夢見ることができる。
杉田協士【映画監督/『春原さんのうた』】
今の時代だったら 2人はまた違ったのだろうか。 手紙が胸が苦しくなるほど惹き込む。 ラストのユンヒの表情に救われた。
笛木優子【女優】
時が流れ、 人々がおこす時代の変化の中で、 今があること、 そして未来がくることに、 強い希望とあたたかさを感じる映画でした。
あかたちかこ【大学教員】
私にも、 永遠に出せない手紙がある。 その手紙はついに出すことなく 雪と同じ白い燃え殻になってしまった。 私達もユンヒ達と同じ時代を生きている。 せめて、 私達のこの世代を越えた人生の旅が、 どうか幸せに続く道でありますようにと 願わずにいられない。
イシヅカユウ【モデル / 女優】
胸の内を綴る手紙がふたつ。 そこには在りし日の輝きと 後悔が揺らめいて、 思い出迷子の独りぼっち同士は 邂逅を静かに求め合う。 これは雪溶けを待つかのような 遠い目のふたりが、 自分の人生を取り戻していく物語である。
とんこつたろう【ラジオパーソナリティ】
イラストは私の大好きなシーンを描きました。 ユンヒとセボム。 ユンヒは劇中でおりに触れて「寂しさ」という言葉で描写される女性です。 その寂しさがどこから来るのか、 彼女はなぜいつも感情を押し殺したように生きているのか、 それらが少しずつわかっていくと、 傍観者だったはずの私も、 ユンヒと心が重なっていくように感じます。 そんなユンヒの一番の支えになっているのがセボム。 彼女の、 春の新芽のようなしなやかで若い魂が誰も彼もを微笑ませ、 物語の先に希望があることを指し示します。
多田由美【漫画家】