クレオの夏休み
- 2025年7月12日公開
原題:Àma Gloria
2023年/フランス/フランス語、カーボベルデ・クレオール語/83分/カラー/1.42:1/5.1ch
©2023 LILIES FILMS
『燃ゆる女の肖像』のLilies Films製作!
6歳の少女クレオとナニー(乳母)のグロリア。
深い愛の絆を、少女の目線で瑞々しくまっすぐに描く感動作!
前年に『aftersun/アフターサン』を送り出し最高潮に注目が高まった2023年カンヌ国際映画祭<批評家週間>部門において、オープニング作品に選出され大きな話題を集めた本作。
主人公クレオを演じたのは、撮影当時5歳半で演技初挑戦のルイーズ・モーロワ=パンザニ。公園で遊んでいた姿が偶然スタッフの目に留まり抜擢されたという運命的なエピソードを持ち、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めている。
監督は、本作が長編単独監督デビューの新鋭マリー・アマシュケリ。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州に見られる経済格差の構図も潜ませた。
製作は『燃ゆる女の肖像』などセリーヌ・シアマ監督作品を初期から手掛けるLilies Filmsが務め、主要スタッフはほぼ全員女性で作り上げられた。
揺れる幼い心象風景がアニメーションを交えた映像でエモーショナルに綴られ、すべてが新鮮なひと夏の旅の体験を通して、人生と世界にひとり全力で向き合う、小さな成長の一歩を描き出していく。
あの時間が、いつまでもずっと続くと思っていた…誰しもの心の奥にある“子供の頃の記憶”を呼び起こし優しく包み込んでくれる、笑顔と涙がとまらない温かな一作が誕生した。























COMMENT
クレオの感情の冒険をグロリアの無償の愛が包み込み温かい時間が流れていく。沢山の愛が詰まっていてとても幸せな気持ちになれました。こんな素敵な作品に出会えて幸せです。
前田敦子(俳優)
子供が子供らしく映画に映っているのだけで、奇跡みたいなものだ。それ以上に、クレオ役の子が輝いている。どうやったらこんなの撮れるのか、不思議だ。
沖田修一(映画監督/『子供はわかってあげない』)
なんて繊細な心の揺らぎが映し出されているのだろう。心と心が深く繋がることはどんな関係をも越えてゆく。
森絵梨佳(モデル
こどもの頃はひとつひとつの別れに敏感だった。今よりずっと巨大な出来事だった。この映画を観て、そのことを思い出した。この映画では2度別れが描かれる。1度目から2度目までの間に、クレオさんはまるでちゃんと別れるための準備をしているようにも見えた。こどもの頃の方が別れを理解していた。大人になってからは、うまく理解することができない。この映画で、大人の涙のほうが悲痛なのはそのためだと思う。2度の別れの、そのどちらともとても気丈だったクレオさんの姿が胸に残っています。
森井勇佑(映画監督/『こちらあみ子』)
終始、カメラの距離が近い。観終わって、あれは大好きな人に抱きしめられていた、あたたかな記憶の距離なのだと腑に落ちた。
小川紗良(文筆家・映像作家・俳優)
お別れは永く私のそばにいて疼いて示すその輪郭を
岡本真帆(歌人)
クレオのいっぱいの感情表現に心が奪われっぱなしでした。かけがえのない人と人としての結びつきを画面いっぱいで見てほしい映画。きっと体温や息遣い感情の音まで感じ取れるでしょうから
野村友里(料理人/eatrip主宰)